細谷雄一の発言 (財政金融委員会、外交防衛委員会連合審査会)
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○参考人(細谷雄一君) 金子先生からとても重要な論点を御提示いただいたと思っております。
私は財政が専門ではございませんけれども、冒頭に申し上げたような大砲とバターをどういうふうに最適な均衡点を見付けるか、これが日本の国力あるいは日本の将来にとって鍵となってくる重要な要素だろうと思っております。
その上で私が考えますのが、私の専門であるイギリスを例に申し上げますと、イギリスでは当然ながら、先ほどにも少し触れましたとおり、今回のウクライナ戦争を受けて、更に従来の二・〇%の防衛費を二・五%まで増やすということをスナク首相が述べております。当然ながら国内に様々な抵抗や批判もございますけれども、イギリスの場合はスペンディングレビューという、つまり歳出のレビュー、見直しですね、つまり定期的にその歳出というものがどの程度健全に行われているかというこのレビューというものが非常に根付いた文化があると思っています。
ですから、政策として、例えば将来どうなるかということがなかなか分からない中で予算を組み、また支出をするわけですから、やはりそれを定期的に点検していくというのが私は鍵になるだろう。言い換えると、当然ながら、私は今回、防衛費、防衛関連費を大幅に増やす中で、本当に必要なものと、実は、実際にそれを検討、導入したとき、整備したときにそうではないものがあるんだろうと思います。
そのそうではないものをいかにして検証するか。先ほどの半田先生の冒頭での御報告はそのような点にも関連していらっしゃったのだろうと思いますけれども、いかにしてその支出、一度支出したものというものを検証し、そしてその中で不要なものというものを変更していくか。私、これがやはり私は、イギリスと比べたとき、日本はまだまだ検討の余地があるんだろうと思っています。
そういった大幅な防衛力増強のための、強化のための支出が必要であるということとセットで、恐らく、そういったイギリスが定期的に行っているスペンディングレビューと同じような形でこの防衛支出の中で本当に必要なものとそうではないものというものを、事後的な検証というものをより積極的に行っていくのが鍵ではないかと考えております。