堤かなめの発言 (環境委員会)

⚠️ コピーしたテキストを転載する際は、転載元URL(kokkai-data.com)および原典URL(kokkai.ndl.go.jp)を必ず残してください。発言内容の改変・出典削除は禁止です。 詳細は利用規約をご確認ください。

○堤委員 皆様、おはようございます。立憲民主党の堤かなめです。
 在日米軍基地のPCB廃棄物について質問いたします。
 ポリ塩化ビフェニル、PCBには強い毒性があります。PCBの強い毒性は、一九六八年に起きたカネミ油症事件で広く知られることになりました。この猛毒のPCB廃棄物が、全国の米軍基地に数トン、あるいはもっと大量に残されたまま、放置されたままになっている可能性があります。もしそうであれば、米軍基地で働いたり生活されている方々に健康被害が起こってしまう可能性も否定できません。
 また、最近では、有機フッ素化合物、PFASによる汚染が、沖縄や東京で基地の外にまで及んでいるということが報道されています。基地の周辺の方々、特に、発達の途上にある子供たちへの影響も看過できません。人の命に関わる問題です。
 米軍基地内のPCB廃棄物の保有量や保管の状況などを把握した上で適切に処分すべきとの立場から質問いたします。
 資料一を御覧ください。
 これは、二〇〇三年四月十七日、参議院外交防衛委員会での日本政府の答弁です。下線部一のところを御覧いただきたいと思います。米国の国防省が、二〇〇二年八月二十八日に、在日米軍の施設・区域にある米国製及び日本製の全てのPCB含有物資を米国に搬出して処理、廃棄するという方針を決定したと記されています。二〇〇二年米国方針と呼びたいと思いますが、およそ二十年前のこの方針は、米軍基地の猛毒のPCBは全てアメリカに持ち帰るということを決定したということで、大変重要で意義あるものです。
 ところが、この二〇〇二年米国方針が実は守られていなかった、履行されていなかったのではないかという疑いが出てきました。
 資料二、在沖縄米軍基地におけるPCB廃棄物の保管及び処分を御覧ください。
 十月二十七日に、西日本新聞の記事、米軍PCB、政府が処理、根拠なく肩代わりという記事を読みまして、いろいろ調べました。この表は、防衛省からの資料を基に作成したものです。太枠で囲んだところを見てください。二〇二二年三月三十一日、昨年度末の時点で、沖縄の米軍基地には五千二百六十三キログラム、つまり、およそ五・三トンのPCB廃棄物が保管されていたということが分かります。すなわち、PCB含有物資をアメリカに持ち帰って処理、廃棄するというアメリカの約束、二〇〇二年米国方針は守られなかったのではないか、ほごにされたのではないかという強い懸念を持たざるを得ません。
 下線部三を御覧ください。資料一の下線部三でございます。在日米軍が管理するPCB含有物資の総重量は約三千百十八トンと政府は答弁しています。二十年前にはおよそ三千トン、三千トンものPCB廃棄物があったわけです。
 では、防衛省にお聞きします。
 この二十年間で、どれだけのPCB含有物資が米国に搬出して処理、廃棄されたのか、そして、現在、在日米軍基地にどれだけのPCB含有物資が残されたままになっているのか、お聞きします。簡潔明瞭な御答弁をお願いいたします。

発言情報

speech_id: 121204006X00220231110_018

発言者: 堤かなめ

speaker_id: 19274

日付: 2023-11-10

院: 衆議院

会議名: 環境委員会