階猛の発言 (憲法審査会)
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○階委員 立憲民主党の階猛です。
私からは二点申し上げます。
一点目は、国会議員の任期延長を主張される会派への質問です。それは、今、小林委員がおっしゃられた緊急政令に関することです。
我が党は、行政府に権力が集中することで国民の自由と民主政治を著しく損なう危険があるため、政府は、緊急政令、すなわち国会に代わって法律の効力を有する命令を発する必要はないという立場です。この点、自民党が公表している憲法改正の条文イメージでは、緊急事態において国会議員の任期延長を定める条項と内閣による緊急政令を定める条項がセットになっています。
ただし、当審査会においては前者が主に議論され、自民党の多くの議員は、緊急事態下においても国会の機能をフルスペックで維持する必要がある旨力説されてきました。そうだとすれば、緊急事態でも、必要な法律は制定可能です。国会を唯一の立法機関とする憲法四十一条の例外を成す緊急政令の定めは必要ないように思いますが、中谷筆頭、いかがでしょうか。
ちなみに、国会図書館の最近の調査によれば、OECDに加盟する三十八か国のうち、三十か国で緊急事態条項が設けられていますが、その中で、任期延長の定めがある国が十二か国で三一%、さらに、任期延長の定めがありながら緊急命令の定めも設けられている国が七か国で一八%にすぎません。
それでもなお、議員任期延長に加えて緊急政令の定めが必要だというのであれば、国会議員の任期延長に絞って緊急事態対応に関する憲法改正の国民投票を行うということはあり得ないという考えでしょうか。
以上二点につき、自民党の中谷筆頭からお答えください。
委員長、御指名をお願いします。