田所嘉徳の発言 (厚生労働委員会)
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○田所委員 非常に有用な、大変特徴があって、やはり適切な医療が受けられたり、あるいは、スキャナーで受付をすれば、そこの人員配置なんかも省略できるかもしれませんし、いろいろな点で私は重要な利点があると思います。
この前、消防庁で予算をつけて、マイナンバーカードを持って、救助に行ったら、意識がなくてもそれを見て照会をする、そうすると、てんかんだったのか何だったのか分かるというようなことで、この照会は番号が分からなくても大丈夫なように、大臣認可なのか分かりませんけれども、そういった制度にしているということも聞きましたが、やはりそういった、命を救う大きな意味があるというふうに思っております。
一つ、ここでちょっと紹介しておきたい話がありまして、私は、新美南吉さんという人の書いた「おじいさんのランプ」、なかなか示唆に富んでいるというふうに思いますので、この話をしたいと思います。
明治期の話でありまして、巳之助という少年が、村と町を行き来して、町に行ってランプを仕入れてきて、あんどんとかちょうちんぐらいしかない時代なんですね、それで村の人に売って大層繁盛していたということであります。
しかしながら、電灯が来て、もう自分の仕事が駄目になってしまうというときに当たって、やはり抵抗したんですね。山から電線を伝ってイタチとかタヌキが来て野畑を荒らすのは必定だ、こんなことを言ったんだと思います。しかしながら、村の会議で決められて電灯が来てしまったということであって、誰を恨んだらいいかということで、これは村長が、区長がやはりこんなことを決めたから自分の職業は駄目になっちゃったんだということで恨んで、放火してやろうということでその家に忍び込んだわけですね。
そこで、火打ち石で火をつけようと思ったら、かちかち、音ばかりしてつかない。駄目だ、マッチを忘れちゃった、こんな古いものではこの時代に役に立たないと自分で独りごちたときにふと我に返って、時代は変わったんだということをそこで悟ったということですね。それで、そのランプをみんな持ち出して火をつけて、壊したり、それを放棄して、仕事を替えて世の中の動きを悟った、そんな話でありまして、私は、そんなことがやはりこのデジタル化の中でもたくさんあるというふうに思っております。
紙ベースで、レセプト請求なんかも五百万件も返ってきているというふうな、そんなこともあるし、あるいは、チップの入った、高度な医療が確保できること、こういったことをすると、やはり、必ず、これは力強く推進するときであるということだと思うんです。
それで、大切に保存すべきだ、こう言えば、これを落としたらどうなんだ、こう反論が来るわけでありますよ。しかしながら、これで何をできるのかよく分かりません、悪い人の手に渡ったらどうなのかという気は確かにしますけれども、それでは、Suicaとかクレジットカードとか、いわんや現金とかを落とすことを心配した方がいいんじゃないかというふうな思いもいたしますし、さらには、これは義務じゃない、こう言えば、離脱はどうするんだみたいな議論をしておりますけれども、そういうのはどうなのかなと私は思うのであります。
次に、電子カルテについてお聞きをしたいと思います。
マイナンバーカードのひもづけによって非常に医療がよくできるというんですが、実は、まだこれはレセプト請求のデータにとどまっているわけでありますので、非常に重要です。ただ、これは時間が余りましたら後でやりますので、飛ばさせていただきたいと思います。
次に、トリプル改定についてお尋ねをいたしたいと思います。
コストカットによって賃上げができなかった社会から、やはり、一定程度物価も上がるけれども、それを凌駕するような賃上げを実現して、成長と分配の好循環を実現しようというところであるので、賃上げは投資だというようなことを額面では言っているわけであります。そういう中にあって、このトリプル改定が来たわけでありまして、六年に一度、まさに私は、そう捉えるならば、これは好機、天佑とまで言うかどうかはともかく、好機だと思うんですね。
そういう中にあって、産業界に賃上げを求めていますよね。これは相手のあることですから、必ずそのとおり対応してくれるとは限りません。しかしながら、公定価格ですから、これは一定程度自由になるということでありますので、しっかりと積極的な改定が必要だろうというふうに思っております。
特に、私は、医療、介護の基盤を支える看護師や介護従事者等の者、あるいは理学療法士、栄養士、看護補助者などのコメディカルの皆さんの大変厳しい環境を知っておりますので、さらに、一定の、これらにも影響が行くようなプラス改定というものが必要だろうというふうに思っております。
そこで、医療を支える専門職についても確実に処遇改善が実現するような報酬の水準というものが私は重要になってくると思いますので、この点についてどう考えているのか、副大臣にお伺いしたいと思います。