阿部知子の発言 (厚生労働委員会)
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○阿部(知)委員 それは当然だと思います、個人情報ですから。そして、厚生労働省のまとめとかを見ると、薬剤情報等と、等とまとめていますけれども、受診歴も含めて全てその人の個人情報が他の人に見られてしまったというとんでもない個人情報漏えいであります。
当初、先ほど大臣がおっしゃった五件、令和四年十一月末段階、そこから今もう二十件、調査すればするほど増えているし、加えて、私は、こういうことを国民に発表するとき、何とか等というのは、やはり国民に不誠実だと思うんです。お薬の情報が漏れたのねくらいに思いますから。とにかく、最もセンシティブ情報が含まれたものが医療保険の保険証であり、個人のいわば大事な情報でありますから。
実は、消えた年金のときも、個人とのひもづけが五千万件以上にわたって間違っていたわけです。その総括もなく、個人情報保護も守られず、それで保険証を廃止しようというのは、やはり本当に国民の不信を買うだけであると思います。
この保険証ということについて大臣の御認識を伺いたいですが、今回お手元に示した資料の四枚目に、二百十一国会での法改正がございました。すなわち、この法改正は、今までであれば求めれば交付がされた保険証を交付しないという形に決めたものであります。
大臣にお伺いしますが、本来、保険料を納めた方が保険証を手にするということは一貫した権利であり、また、保険者にとっては保険者機能の一環だと思うんです。自分がどの方と保険の契約を結び、どの方に給付をするか、これも含めて保険者機能と申しますが、被保険者の権利は奪われ、保険者機能を侵害するのが保険証の廃止だと思います。
時間がないので次に行かせていただきますが、次のページの資料を見ていただきますと、諸外国においては、では、保険証はどうなっているだろうというのを、国会図書館にお願いして挙げていただきました。
赤線が引いてございますが、各国、保険証の発行は保険者に義務ありとなっております。保険証の発行は保険者に義務ありとなっております。ところが、我が国の欄を見ると、従来型ならば保険者に義務ありということですが、マイナンバーカードにはそれがありません。マイナンバーカードは自治体がやる。そして、例えば組合健保は、組合健康保険が保険者で、発行をいたしました。こんな宙ぶらりんな、保険証の廃止ということは、宙ぶらりん状態をつくるということであります。いろいろな国のを調べていただきましたが、やはり契約ですから、そしてその保険をうまくハンドルしていくためにも、保険証、保険者機能で必要だと。
大臣は、こういう世界の状況を見たとき、今我が国が強硬に廃止されようとしていることは、どうお考えでしょう。