山本左近の発言 (文部科学委員会)
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○山本(左)委員 運営方針会議の設置によってガバナンスが図られ、さらに、大学がこれから求められる産学連携やスタートアップ、人材確保といった点でも学長のリーダーシップを後押しするという答弁をいただきました。
その中で、大学における研究力の強化、どの部分を、どの部分も非常に重要ですが、基礎研究というのは非常に重要な分野であります。ここは分野を問わず、公益において重要なんです。その中で、基礎研究の重要性はもちろん大事なんですが、一方で不確か性もあります。その研究が社会にどのように役に立つのか、また、どのような変革を生み出すのか、そして、それがいつ成果として表れるのか、ここは分からない点が多いわけです。ですから、中期的な計画も大事ですが、二十年、三十年といった長い時間をかけて社会を変える、また、イノベーションを起こすこともあるわけです。
例えば、今私が使っているこのスマートフォンは3Dの顔認証という機能がついています。この技術を発明されたのは、一九七七年、当時三十七歳の若手研究者であった東京工業大学、現在名誉教授の電子工学者、伊賀健一先生です。VCSELという垂直共振器型面発光レーザー、これは、いわゆるレーザーを横置きだったものを縦に置いた、これが伊賀先生の研究、発明なんです。
実際にお会いしてお話を聞かせていただいたときに、そのときの印象に残っていることは、当時のその研究が、発明が、まさか今、世界中で皆さんの手元で使われていることを御本人も想像だにしていなかった。一番強く印象に残った言葉です。
これは一つの例ですが、まさに、基礎研究における重要性と不確か性を併せ持つものが、この基礎研究。そこを中心になって担うのは大学です。質的、量的に共に充実させていくこと、そして支援していくことが極めて重要と考えますが、文部科学大臣の見解はいかがでしょうか。