漆間譲司の発言 (予算委員会)
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○漆間委員 日本維新の会の漆間譲司です。
午前に引き続き質問をさせていただきます。
今日は十月の三十日、あしたは三十一日、そして、あさっては十一月の一日であります。三年前の十一月の一日、ちょうど大阪都構想の住民投票の日でありました。維新の会は、大阪都構想を一丁目一番地の政策として掲げておりました。
大阪都構想の目的の一つは、大き過ぎる大阪市の様々な非効率や弊害をなくしていくこと、これが一つの目的でありました。大阪市の人口、二百七十万人ございます。これを一人の市長で見ていくのはなかなか大変なことでございます。
かつて、大阪市長の吉村洋文さんは、なかなか上がらない子供の学力テストの成績、これを上げるために、学力テストの結果を先生の給与に反映させる、こういう提案をしました。皆さんも覚えておられるかと思いますけれども、大きな反発といいますか、いろいろな声をいただいて、これは駄目だったんですけれども。
これは、例えば人口二十万人ぐらいの首長さんとか市長さんであれば、自分の市にある小学校や中学校を一つ一つ見に行って、その地域や学校に応じたそれぞれの政策をやろうと思うと思います。でも、大阪市は、実は大阪市内に三百近い小学校があります。百五十近い中学校があります。合わせて四百五十の小中学校があって、一人の市長では当然見切れないような状態でありました。
このようなきめ細やかな施策を、大き過ぎる役所の中で首長がなかなか実行できない、この弊害を解決することが大阪都構想の一つの目的でありました。
もう一つ、市長、人口二百七十万人の基礎自治体であります。人口二十万人の市長さんの大体十三人分ぐらいの仕事。プラスアルファで、政令市でありますので、広域自治体、大阪府知事、知事の仕事も一人の市長が全てやっているような状態です。
市長の下には本当にたくさんの仕事、市長、これはどうですか、これはどうですかといろいろな仕事が舞い込んできて、市長はそれを見切ることができません。
その中で、役所は、何でも通ってしまう市長の下で、元々は、もちろん役人の方は、国民のため、市民のために頑張るんですけれども、勤めていくと、生活設計、人生設計もありますので、どんどんどんどん役所の利権みたいなものを増やしていって、役人天国のような状態が大阪市では起こっておりました。
闇年金、闇専従、空残業。そして、よく例として挙げられるのが大阪市営バスのバスレーン監視員の方。これは、交通が渋滞しそうなときに、バスレーンに車が通っていたり、あと車が駐車したりしてバスが止まれなくなる、それで、そこ、駐車したらあかんよと注意するバスレーン監視員。渋滞時、実働大体五時間ぐらいなんですが、年収が一千万円超と、こういう役人天国のような状態が大阪市では行われておりました。
こういったことを解決するために、我々は、大阪市を、小さ過ぎず大き過ぎない、ちょうどいい特別区に大阪市を分割しようと、統治機構改革をやろうとしておったわけであります。
翻って、国はどうか。総理は、全国津々浦々の車座対話を六十回以上重ねられてまいりました。そして、掲げるデジタル田園都市国家構想により、地方創生、地方分権も進んでいると思います。でも、やはりこの国の組織や仕事量は大き過ぎる。たくさんあり過ぎて、きめ細やかにできていない。政治家が大き過ぎる組織を見切れずに、役人天国になっているのではと思うところでありますが、いかがでしょうか。
総理は、所信表明で、現場を全力で支えていくということをおっしゃっておられました。現場を全力で支えていくには、国の大き過ぎる役所組織や仕事を分けて、より現場に近いところに置いていく、いわゆる道州制などの統治機構改革が必要なのかと思いますが、いかがでしょうか。総理の認識をお伺いいたします。