上川陽子の発言 (予算委員会)
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○上川国務大臣 ガザ地区及びこの周辺におきましては、今もなお多数の死傷者が発生しているところでありまして、今も現地の緊張度は刻一刻増している状況であります。情勢は全く予断を許さない状況にあると言っても過言ではないと思っております。我が国といたしましても、深刻な懸念を持って注視しているという状況であります。
我が国は、これまで、ハマス等によるテロ攻撃を断固として非難した上で、三つの方針、一つ目は、人質の即時解放、そして一般市民の安全確保、そして二つ目として、全ての当事者が、国際法、国際人道法を含めまして国際法に従って行動をするということ、そして三点目として、事態の早期鎮静化、これを一貫して求めてきているところであります。
まずは、ガザ地区の一般市民に必要な支援が行き届くよう、人道的休止及び人道支援活動が可能な環境の確保、これが必要でありまして、イスラエルに対しましては、私自身、先般のイスラエル訪問の機会を含めまして、一般市民の保護の重要性、国際人道法を含む国際法に従った対応等を直接要請してきているところであります。
また、先般のG7外相会合におきましては、ガザ地区における人道危機、これに対処するための緊急行動を取る必要がある点を含めまして、今般の事態に関する一致したメッセージを文書の形でまとめ上げることができました。
こうしたG7外相会合の成果につきましては、十一月十四日、出張先のアメリカ・サンフランシスコにおきまして、今般の事態への対応におきまして重要な役割を果たしているエジプト及びヨルダンの外相とそれぞれ電話会談を行いまして、G7外相会合での議論を紹介をしつつ、今後も連携して一致して取り組んでいくということといたしたところであります。
また、現在の現地の人道状況の悪化を踏まえまして、ガザ地区の一般市民に一日も早く必要な支援を届けることが目下の最優先課題であるとの考え方から、我が国は、食料、水、医療等の分野で一千万ドルの緊急無償資金協力を決定したほか、パレスチナに対し、今後、総額約六千五百万ドルの追加的な人道支援を行うべく取り組んでいるところでございます。
引き続き、刻一刻と動く現地情勢を踏まえつつ、関係国、関係機関等としっかりと意思疎通を行い、早急に児童を含む人道状況の更なる悪化を防ぐため、先般我が国も賛成して採択されました安保理決議も踏まえた上で、この人道状況の改善及びそれに資する人道目的の戦闘休止、さらに、事態の早期鎮静化に向けた外交努力を粘り強く積極的に進めてまいりたいと考えております。