阿達雅志の発言 (環境委員会)

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○阿達雅志君 この通常炉からの排出と事故炉からの排出がALPSでの処理を経ることによって同じように扱えるという、この点については引き続きしっかり説明していく必要があると思います。
 このALPS処理水の海洋放出については、二〇二一年の方針決定以降、政府は東京電力とともに技術的検討を進めるとともに、安全性の説明を行い、IAEAとも協議を行い、タスクフォースを受け入れるなどの取組を行ってきました。
 ただ、日本のメディアに出てくるこの日本の主張の中心というのは、どうもALPS処理水放出で含まれるトリチウムは年間二十二兆ベクレル以下であり、中国や韓国の原子力発電所の通常運転から放出される水のトリチウム含有量よりはるかに少ない、また、ALPSから、ALPSによる他の核種除去プロセスは国際的基準に沿ったものであり、測定も正確であるというこのIAEAの評価を軸にしているもののように思われます。
 しかし、中国は、日本からの水産物輸入を直ちに禁止するというリアクションを取るなど、日本の主張にはいまだ納得をしていません。
 この中国の中でも、中国現代国際関係研究所などのシンクタンクが指摘しているのは、かつて科学的知見に沿った津波対策を怠って福島原発事故を起こした東京電力と日本政府が、放射性デブリに直接触れた水がまだALPS処理前の状態で七〇%もタンクに入っており、日々増えていると、ALPSによってトリチウム以外の核種は全て除去できるのか、今後本当に三十年間ALPSオペレーションを問題なく行えるのか、こういう点を指摘をしております。
 これについては、引き続きしっかりと、どのような体制できっちりとオペレーションを行い、処理水放出をIAEAとともにモニタリングしていくんだ、こういったことをしっかりと外部に対しても示していくことが大事であるというふうに思います。この問題は、単に科学的な安全性を主張するだけでなく、安心感、信頼感をどう醸成していくかが極めて重要だと思います。
 その点から、観点から、私は、十月二十五日に福島第一の作業現場でALPSの配管洗浄中に作業員が被曝した事故、これは大問題だというふうに考えます。東京電力の説明も二転、三転しています。原子力規制委員長に、今回の事故の原因と再発防止策についてお尋ねいたします。

発言情報

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発言者: 阿達雅志

speaker_id: 7221

日付: 2023-11-16

院: 参議院

会議名: 環境委員会