上月良祐の発言 (内閣委員会)

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○上月良祐君 自民党の茨城県選出の上月良祐でございます。
 各大臣、そして政府参考人の皆さんにそれぞれ御質問をさせていただきたいと思います。
 まず最初に、新藤大臣に、物価高騰対策、賃上げ、それから価格転嫁の関係等について御質問をさせていただきたいと思います。
 今年の春闘での賃上げ率は約三・六ということなので、近年にない高さだったと思います。しかし、水準でいうと全国平均からかなりまだまだ離れた水準のものも、業種もありますし、物価高騰にやっぱり賃上げが追い付いていないので、実質賃金が十八か月連続で下がっているという深刻な問題があります。
 一方で、あらゆる業界が、並行して言うと、あらゆる業界が価格転嫁の難しさに本当に悩んでいると思います。ネット時代なので価格差がすぐに分かってしまいますし、オーバーストアの問題もあるのかなというふうに思っております。
 自分なりにいろいろ調べたり議論したりしている中では、産地とか生産者の実情にまでなかなか思いが届かない、バイヤーさんがサラリーマン化しているような問題もあるのかなというふうに感じております。コストプッシュ分は徐々に転嫁されて物価高騰となっているわけですけれども、人件費アップ分まで転嫁できなくては給料や賃金は上がっていかないということになります。
 二か月前に参議院の院の派遣でフランスとイギリスに行ってまいりました。視察先ももちろんしっかり見てまいりましたが、現地の日本人商工会議所や日本人会の方々ともいろいろお話をさせていただきました。
 イギリスではラーメンが一杯三千円であると、よく聞く話をリアルに聞かせてもらいました。十ポンド、千八百五十円ですから、約二千円以下では外食はできませんと。それから、一ポンド以下で買えるような食材もまずありませんと。日本のあのコンビニでおにぎりが百五十円ぐらいで買えるというのは、あのクオリティーのものが百五十円って、もう信じられないというふうに言っておりました。現地大使館の方々は給料が円建てなので生活は本当大変だという話も聞かされましたし、アメリカで生活している母校の先輩からは、その方からはラーメンは四千円だというふうにも聞かされました。
 当然これは賃金でも起こっていることだと思います。やはり、日本の賃金が相対的にやっぱり低くなっちゃうということがあるんだろうと思います。農業の外国人実習生も、私が直接聞いた話で、インドやタイからは断られたと。その賃金だったらこっちで稼げるから、日本に行く必要ないからというふうに言われましたという話もありました。
 私は、物価高騰の最大の対策、物価高騰は対策は喫緊の課題だと思いますけれども、一方で、グローバルにつながって我々生活している中では、諸外国との物価差や給与差を埋めていかないと、この円安が続く中で日本経済や日本の将来がつくっていけないということも事実だというふうに思います。
 私は、最大の物価対策は賃上げだと思っているんです。もちろん給付も必要です。私は、太田房江さん、今横に座っていらっしゃる、部会長もやっていらっしゃって、党内でもやや孤立をして、ぎみだったんですけど、二人とも困窮世帯への給付はもう強く訴えて、今回経済対策でも一部かなえていただきました。
 ただ、やっぱり賃上げのために経済が重要だということも分かりますし、それやこれや考えて、大臣は、この賃上げ、物価対策、価格転嫁、この、何というんでしょうか、もつれ合って解いていかなければいけない難しい課題にどんなふうに考えてどう取り組んでいかれるのか、そこをお聞かせいただきたいと思います。

発言情報

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発言者: 上月良祐

speaker_id: 7778

日付: 2023-11-09

院: 参議院

会議名: 内閣委員会