上田清司の発言 (内閣委員会)
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○上田清司君 おっしゃるとおりです。そうした御視点は大事だというふうに思っております。
今大臣も言われたように、事業支出がゼロと言われても、どうも企画段階で生煮えのままで、事業が十分進まなかったものなんかもあるのかなというふうに私は思っております。
ちょうど高市大臣がおられれば分かりやすかったんですが、二二年度にスタートした経済安全保障重要技術育成基金、これは経産の所管ですが、五千億の基金を用意しました。当初、百二十三億の基金、済みません、支出をする予定でした。ところが、三億しか使わなかったんです。百二十三億ですから、ホップ・ステップ・ジャンプで、一、二、三という感じで数字を合わせたんでしょうか。ところが、三億しか使わなかったと。
御案内のとおり、当然、五千億ですから四千九百九十四億の残高が残っていまして、実費は三億しか使っていません。このことについて質問したときに、まだ十分、対象相手だとかそういったところの調整ができかねていないということで、こういうことで終わったと。
そもそも、基金をつくるときに、そういう調整なしに、スタートがさっとできないままに基金がつくられていいのかどうか。基金をつくる以上は、すぐスタートできるような状態にならなければいけないんじゃないかというふうに思いますが、取りあえず予算を取っておけ、取りあえず基金をつくっておけという、こういう話がないのか。この辺などをよく見極めていただきたいということをまず申し上げたいと思います。
それから、事業が事実上停止状態になっていても、そのままずっと残っています。具体的に一つだけ例を挙げれば、円高・エネルギー制約対策のための先端設備等投資促進基金、これも経産ですが、一四年三月に新規申請の受付はもう停止しているんですね。もう受け付けなくなっている。事業者の補助金の支払ももう一六年で終わっているんです。一四年に受付はもう終わり、ただし残っていた分だけ、お金だけ払っていた、それも終わったと。でも、今も残っているんです。ずっと管理費だけは残って、令和四年の段階で八十二億円残高が残っている。結局、管理費に毎年五億ずつ使っている。そうすると、この八十二億をぐずぐずと使っていく可能性があるんです。
御案内のとおり、基金も大半が国債だと思っても構わないと思っています。基金でもし銀行などに預けていても、金利はたかが知れています。しかし、国が支払う国債の金利は、少なくとも銀行金利よりも高いはずです。その分だけ国民負担を増やしていることになりますので、こうした点について相当な切り口が必要ではないかというふうに私は思いますが、大臣の所見はいかがですか。