水野素子の発言 (文教科学委員会)

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○水野素子君 ありがとうございます。
 まずは自らが科学技術の水準を上げていくことで社会に貢献するというお答えをいただいたところで、参考一を御覧ください。
 JAXA本来業務のための予算は、補正を含めまして毎年約二千億円となっております。しかし、かねてから、本来業務以外の外部受託の形で主に安全保障目的の人工衛星の開発、運用などを、内閣情報調査室、防衛省、内閣府などから多額の受託契約を受けています。この三府省の宇宙関係予算は、令和五年度は約一千億円、令和六年度は当初予算だけで約一千三百億円にも上り、その大半がJAXAへの発注と推察されます。
 参考二も御覧ください。
 しかし、一方で、人員は増えておりません。一般管理費の削減により減ってきて、最近少しだけ増えているような状態でございます。多額の受託業務が本来の研究開発業務を圧迫していることが失敗の背景ではないでしょうか。
 安保三文書では、宇宙が重要視されて、防衛省、さらには自衛隊とJAXAの連携を強化するとうたわれています。この大幅な防衛予算増を受けてJAXAには本来業務以外の受託業務が今後急増し、更に本来業務を圧迫するおそれがあると考えています。また一方で、JAXA職員は公務員ではなく、本日の報道でのサイバー攻撃のように、国の安全保障を支えるための法制度面の基盤も脆弱であります。
 JAXA及び職員の本来目標は、世界をリードする研究開発です。安全保障目的などの国の宇宙事業のサポートは、JAXA以外の体制をも検討すべきではないでしょうか。逆に、安全保障をJAXAの本来業務として位置付けるならば、必要な組織、人員などの環境は整備しやすくなるのではないでしょうか。
 ここでお尋ねいたします。JAXAは文部科学省、総務省、内閣府、経産省の共管となっておりますが、なぜ多額の業務を依頼してくる防衛省や内閣官房は共管ではなく私契約での対応なのでしょうか。大臣、お願いいたします。

発言情報

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発言者: 水野素子

speaker_id: 34869

日付: 2023-11-29

院: 参議院

会議名: 文教科学委員会