太田房江の発言 (予算委員会)

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○太田房江君 年末までにというお言葉、強く受け止めました。ありがとうございます。
 ちょっと、こども未来戦略方針については時間の関係で、次の男女共同参画の方に移らさせていただきたいと思います。
 IMFの世界経済見通しが二〇二三年のGDPを見通しておりますけれども、これによれば、日本はドイツを下回って四位に転落するということが判明をいたしました。もちろん、足下の円安ですとか、あるいはドイツのインフレの影響、これも大きく作用をしていることは確かでありますけれども、日本の長期的な経済低迷、これも影響していると思います。
 日本経済の低迷の理由の一つに、私は女性活躍の遅れがあるというふうに常々考えてまいりました。女性活躍、女性の能力の発揮、これは、多様性を通じてイノベーションを生み出し、企業の価値の創造や我が国経済の活性化につながってまいります。日本経済が再び輝きを取り戻すために、更なる女性の活躍、これは私は不可欠だと思います。
 これまでも政府において女性活躍推進のための施策は多々講じられてまいりまして、まあ今ちょっと古いですけれども、M字カーブ、これは明らかに消えてまいりました。これによって、結婚、出産以後も就業を継続する女性が大きく増加したことが分かります。子育てには教育費など大変なお金が掛かるというのが少子化が進む理由の一つになっているわけですけれども、今やこのように多くの女性が働くことを継続して、共働き、共育てというのが当たり前の社会になってまいりました。
 そうした中で、女性の正規雇用比率が二十代後半でピークを迎えた後、低下を続けるいわゆるL字カーブというのも新たな課題として提起をされているところです。共働き、共育てということが普通になった今、まず求められるのは、このL字カーブの解消など、男女の賃金格差の是正ではないでしょうか。そしてまた、男性の育児、育児休業取得など環境整備を急ぐことではないでしょうか。少子化対策と男女共同参画とは表裏一体だというふうに私は思います。
 私は、経産時代、経産副大臣時代に、女性リーダーの育成ですとか、あるいは女性活躍に優れた上場企業を選定するなでしこ銘柄という取組も行ってまいりました。
 この資料四を御覧いただいて分かりますように、なでしこ銘柄の業績パフォーマンスは株価指数平均で見ますとTOPIX平均よりも高いという傾向が見受けられます。黄色いカーブですね。こういうことで、経営層に女性を登用している企業が成長すると、こういう傾向はかなり前からはっきり出てきているんです。
 もう一つ、皆様方に知っていただきたいのは、海外、特に欧米では、我々が想定する以上の女性活躍推進のための強力な取組がなされているということなんです。
 今回、経産副大臣として何度も海外にも行かせていただきましたけれども、大げさに申し上げますと、これ、これからの経済成長は女性の活躍推進によるものであるということが言わば死活問題として捉えられて、そこに力が入れられていると私は感じました。
 そこに資料五として、各国の企業役員に占める女性比率の推移とともに、どこでクオータ制をどんどん投入してきたかということが分かっていただけると思うんですけれども、一番下の方、今や韓国にもこのクオータ制は適用されているということであります。
 もちろん、我が国でも去年七月から男女間賃金格差の開示ということが義務付けられました。これやってもう一年以上たつわけでございますから、この開示の結果を踏まえて、男女の賃金格差の解消のための実効的な施策をより強力に進めるべきではないか。そしてまた、総理のおっしゃっている供給力の強化という意味でも、世界のこうした動向を踏まえまして、女性の経営層への組み込み、登用ということを積極的に進めることでイノベーションを加速していくべきではないかと、こういうふうに考えます。
 この点についてはちょっと思い入れが強いものですから、総理にお答えをお願いいたします。

発言情報

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発言者: 太田房江

speaker_id: 236

日付: 2023-11-01

院: 参議院

会議名: 予算委員会