阿達雅志の発言 (予算委員会)
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○阿達雅志君 自由民主党の阿達雅志です。
本日は、質問の機会をいただき、ありがとうございます。
今回の補正予算では持続的賃上げが大きな柱となっていますが、昨日の質疑で山本香苗委員、梅村聡委員が指摘されたように、公的価格で規定されている医療・介護分野では賃上げが進んでいません。私も、介護、障害を担う社会福祉法人の方々から、賃金格差で人材流出が止まらず人材が確保できないという悲痛な声を多数聞いており、制度の根幹を揺るがす危機的状況にあると思いますので、重ねてこの問題を取り上げさせていただきます。
今回、介護職員等処遇改善五百八十一億円によって六千円アップということになりますが、二〇二二年の全産業平均と介護職員の月収格差六・八万円は、今年の春闘で全産業平均が三・五八%賃上げされたことにより拡大しており、今回の六千円が加わっても昨年より差は広がっています。直近では、介護従事者は一・六%の離職超過となっており、有効求人倍率も全産業平均の三倍以上で高止まりしています。
経営的にも、介護施設サービスでは物価高騰で一施設当たり九百万円以上のコスト増となっており、収支差率は補助金を入れてもほぼゼロにまで低下しています。障害分野では収支差率が改善していますが、人材が確保できず給与総額が減少し、収支差率が改善しているという状況です。赤字法人の割合は五割に達しており、介護事業者の倒産、廃業も急増しています。高齢者福祉、介護、障害を担う社会福祉法人の持続性は危機に瀕しています。
高齢者福祉・介護施設の持続性が危機的状況にあることに対して、根本的な対応、大幅な処遇改善が必要だと思いますが、岸田総理、いかがお考えでしょうか。