黄川田仁志の発言 (外務委員会)

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○黄川田委員 ありがとうございます。
 今の御説明で、日本の政策の正確な理解に基づいていないのは残念だということでありますが、これは、政策に対する理解というよりも、日本に対する態度、差別的な意味合いを含んだ言葉を使って中国、ロシアと同列に並べて批判している、この姿勢が問題であると思いますので、引き続き、いろいろな外交の場で、事務方も含めて、日本とアメリカの信頼関係が揺るがないように努めていただければと思いますので、よろしくお願い申し上げます。
 それでは、GIGOの方に質問を移らせていただきたいと思います。
 イギリスとイタリアとともに日本は次期戦闘機を共同開発することになりました。このGCAPにおきましては、日本の安全保障政策にとって大変大きな意義を持っていると考えております。そして、この共同開発によりまして、日本国内の防衛産業の生産や技術基盤をしっかりと培う、維持する、日本の防衛力の自立の幅を広げるということに私は期待しております。
 ただし、次期戦闘機の開発におきまして日本が主導的な役割を果たせるかどうか、これが日本にとってGCAPが成功したかどうかの一つの評価になるのではないかと考えております。
 かつて、日本は戦闘機の共同開発において苦汁をのんだ経験がございます。過去、米国とのF2戦闘機の共同開発においては、主導権を米国に奪われ、日本は大きな譲歩を迫られました。
 今回、GCAPを進めるに当たり、GIGOなる国際機関をつくることになりまして、日本が本当に主導権を取って主導的な役割を取っていけるのか、ここが私は心配しているところでございます。
 このGIGOの体制を見る限り、取り越し苦労であればいいんですが、心配な点がありますので、そこをちょっとお話しさせていただきます。
 このGIGOのGCAP実施機関の初代首席行政官に日本人の就任が決まったという点については非常によかったと思います。しかし、開発主体のGIGOの本部と共同企業体の本部はイギリスに置くことになっております。また、メディアによりますと、製造工場はイタリアに置いて、実際の組立てもイタリアでやるということであります。これが事実でなければいいのですが。また、共同企業体のトップはイタリア人で固定されているが、GIGOの代表は各国持ち回り制ということも報道がございました。
 先ほどお話ししたように、日本人がGIGOの初代委員長になったものの、持ち回りでございますので、いずれ交代するわけでございます。そうすると、ほかのものはイギリスとイタリアで固定されているにもかかわらず、日本はそういう体制からのプレゼンスがなくなってしまう、弱くなってしまうということを心配しております。
 このような人事と機構の体制で本当に日本は次期戦闘機の開発において主導的役割を果たせるのだろうかということであります。防衛省から御所見をお願いいたします。

発言情報

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発言者: 黄川田仁志

speaker_id: 15804

日付: 2024-05-10

院: 衆議院

会議名: 外務委員会