篠原孝の発言 (環境委員会)
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○篠原(孝)委員 おはようございます。立憲民主党、略称民主党の衆議院の篠原孝でございます。
ヤンゲスト・フレッシュパーソンからオールデスト・ジェントルパーソンに替わりまして、質問させていただきたいと思います。
私は、前に筆頭理事をやっていまして、質問は遠慮しまして皆さんにやっていただいて、これが初めてだと思うので、まず、大臣、御就任おめでとうございます。
ちょっと個人的なことを、皆さんは知らないので話をさせていただきますと、いつぐらいですかね、勉強会で御一緒した年は、一番最初は。(伊藤国務大臣「四十二年前」と呼ぶ)四十二年前、四十二年前から存じ上げているんです。某自民党の有力議員の、育成するという、どなたかが考えられたんですが、勉強会をやっていまして、結構しつこくやっておりました。役所の若き精鋭が集められておりまして、私も、我が役所から、何だかよく分からないけれども行っていて、結構勉強になったんですが、その方は、外務大臣、自民党副総裁になられました。それから、お仲間の人が来ておられましたけれども、その方は衆議院議長になられました。勉強会のメンバーで、ちょっと変わったマスコミの人についてこられていた女性が東京都知事にまでなっておりまして、なかなか皆さん御出世をなされたんじゃないかと思います。
大臣は、予定どおり衆議院になられて、この度はめでたく大臣に就任されて、本当におめでとうございます。私は、国会議員になるなんて、そんなことは考えたこともなかったんですけれども、偶然こんな機会に恵まれまして、こうやって質問させていただく光栄を非常に喜んでいます。
それで、私の資料の一番後ろを見ていただきたいんです。これは、四年前に、ヤンゲスト・キャビネットメンバーの小泉進次郎さんが環境大臣になって有頂天になっていたはずなので、ちょっとくぎを刺したんです。
どういうくぎを刺したか。大臣は違いますね、逆ですから。環境大臣、副大臣、みんな環境委員会には一度も所属したことがないんです。いかに環境行政を軽視しているか。ばかにしていると思いますよ、国会の審議なんか。僕は知りません、自民党の環境部会にはさんざんおられたかもしれませんけれども。こういうことだから、ちゃんと私のように、下の方にあるんですけれども、私は当選六回、環境委員会に五回、今、それから何年か続けまして、十回近くになっている、九回です。それに引き換え、ちょっと太いところを見てください、伊藤大臣は当選六回で環境委員会に五回、まさに環境大臣になるのにふさわしい経験を積んでこられたんじゃないかと思います。
僕は、試しにですけれども、環境委員長をやって環境大臣になられた方は何人いるかなんというのを調べてもらったんです。林大幹さんと松本龍さん、二人おられました。だから、務台さんも間もなく環境大臣になられる可能性が非常に高くなっているんじゃないかと思います。頑張ってくださいね。
だから、久しぶりにちゃんとしたプロの大臣を迎えました。それから、八木副大臣も下に、この頃は初めての環境委員会ですけれども、環境委員会のプロになりつつありまして、めでたく副大臣になっておられて、非常に充実したトップを抱えているので、環境省の皆さんは幸せだと思います。
質問をいろいろ用意してきたんですが、伊藤さんが気候変動問題についてはお聞きになったので、それはちょっと時間があったらということにしまして、私は、最初に水俣病についてお伺いしたいと思います。
資料を見ていただきたいんです。一ページ目に、二十八紙、全国紙も、二番目、三番目、七番目、十七番目、二十三番目、みんなありますけれども、これは水俣病の関係者がみんな調べて作ってくれた資料なんですが、見事でした、全紙ですよ。このことを社説で扱った新聞、全国紙は当然ですけれども、地方紙も全て、この判決は妥当だ、ちゃんと救済しろと。六番目の南日本新聞は、合理性に欠く線引き、お分かりになりますか、年数がたったから、地域が違うからといって削っちゃって、全然救済していないんです、そんなばかなことがあるかと。これだけ見事に国が負けた判決というのはないと思いますよ。それにもかかわらず、控訴している。
次のページを見ていただきたいんです、資料の次のページ。こういう国が訴えられている訴訟はあるんですよね。私は農林水産省というところに三十年いましたけれども、余り被告でやった、余りというか、そういうものにばかり当たるのもいるんですが、一度もそういうものはありませんでしたが、国が訴えられるというのもよくあります。
よく医薬品の副作用、皆さん、みんな覚えておられると思います。サリドマイド、スモン等、今はハンセン病とかがあります。ハンセン病はもう二十年以上前ですけれども。公害訴訟も右側にあります。これで和解にというのは、途中で国が、もう分かりました、済みませんでしたと言って、やるんです。
これはどうやって解決するかというと、やはり裁判所は、当てになるようでいて、当てにならないところがあるんですよね。なぜかというと、地裁の立派な裁判官たちがいい判決をしても、高裁、特に東京高裁とかになってくると忖度をしたりする、そんなことを言うと悪いですけれども、覆っちゃうんですね。それをどこで止めるかというと、私は政治しかないと思うんです。
これをよく見ていただきたいんです。よく見ると、総理が誰だったか、大臣が誰だったのか。何となく、気の利いた優しい大臣のときに和解に至っているんじゃないかと思います。要するに、伊藤大臣の胸先三寸で決まることが多いんじゃないか、もちろん、伊藤大臣だけではできませんけれども。私は、後々ここに、私のようにこういう資料を作る質問者がいたときに、一番下に伊藤大臣の名前が出ているということを望みたいんです。
これは常識的に見て、皆さん知っておられると思います、まだ水俣病を解決していないのかと。ほかの国は、みんな国がきちんとわびるんです。一番有名なものでいえば、第二次世界大戦中に日本人をキャンプに閉じ込めたというのをカリフォルニア州が謝罪し、国も謝罪していますよ。それから、最近の例では、小さなカリブ海の国、そこに移民が行って、そこが土地もごちゃごちゃになっていた、全然うそだった、水道もない変なところだった、日本国政府は何もおわびをしないですけれども、あの小さな国がちゃんと補償をし、わびている。
日本人というか、日本国政府はどうも頑固でわびをしない、そういう癖があるんじゃないかと思います。私は、こういうものはさっさと間違いを認める。かわいそうなんですよ、お金が欲しくて言っているんじゃないんです。
私は、数か月前ですが、阿賀野川水銀で困っている人たちのところに現地視察に行きました。悲惨ですよ。どこが悲惨かというと、裁判で訴えているんだけれども、言われました、こんなものよりもずっといっぱい困っている人がいるんだと。
ここからが泣ける話ですけれども、自分も水俣病なんだと言うと子供や孫に悪影響が出る、分かりますよね、変なものを引き継いでいるかもしれないと。だから、結婚や何かに差し障りがあるから、苦労して手を挙げないんだ。表に出ている人の数の何倍あるか分からない。自分だって、この裁判を起こすのにどれだけ悩んだか知れない、白い目で見られる。訴えたら、あの集落の者はみんな汚染されているんだと言われるから、隣近所からも白い目で見られたと。
だけれども、悪いものは悪いと言って、やらなくちゃいけない。お金の問題じゃないんです。ちゃんと済みませんでしたと。
自分たちが、知らないんです、川が汚れていて、その魚を食べていたわけです。行ったらすぐ分かりましたが、僕は千曲川のそばですけれども、離れていますよ。だけれども、本当に川が流れているんだ、阿賀野川が。本当に毎日のように川魚を食べていた。それは川の水が汚れていたら、汚染しますよね。だから、そういう人たちをほったらかしにしておくというのは、私は国家としてあり得ないことだと思います。
是非、こうやって環境行政をきちんとやってこられた伊藤大臣の下で、もうすぐ、熊本判決が三月二十二日に出るんです、その後、東京と新潟でも、ばっと一年間に四つの判決が全部出るんです、是非途中で和解に持っていっていただきたいと思うんですが、いかがでしょうか。