齋藤健の発言 (決算行政監視委員会)
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○齋藤(健)国務大臣 まず、委員の半導体に関する熱い思いを伺いながら、実は私も同じような思いを持っているということをまず表明をしたいと思います。
日本の半導体が、かつて八〇年代に世界最強だったのがなぜこうなってしまったかという要因につきましては、様々あると思っています。私も、半導体協定、八六年の後の日米交渉のポストにも就いていました。おっしゃるように、確かに、あそこで妥協を強いられたのは事実であります。その後の展開において、巨額の投資が必要になったときに日本が対応できなかったとか、様々な要因があるわけでありますが、これを答弁させていただくと二十分ぐらい必要になりますので、御質問の点に限って答弁させていただきます。
ラピダス社は、二〇二七年の量産を目指して、現在、二ナノ世代の半導体の製造技術開発に取り組んでおります。こうした次世代半導体は、生成AIや自動運転など、日本産業全体の競争力の鍵を握るキーテクノロジーでありますし、これから需要が激増する分野でもありますので、我が国産業の未来、将来の経済成長を左右する最重要技術であるというふうに我々は考えています。
このため、経済産業省としては、技術開発の進捗を確認しながら、これまで累計、最大九千二百億円の支援を決定しています。政府の支援が巨額だという話がありましたけれども、アメリカもEUも中国も韓国も、巨額投資を政府がやって、この分野で勝負をしていこうという国際社会の現実があるということも一方であるわけであります。
御指摘のとおり、半導体の歴史においては、微細化によって計算性能や省エネ性能の改善が継続してきているので、このため、ラピダス社においても、二ナノ世代だけではなくて、その先の世代まで開発及び製造していく方針を発表しているところであります。
一方で、足下では、世界でいまだ誰も実現していない、極めてチャレンジングな二ナノ世代の量産に向けた研究開発に対して国としても一歩前に出た支援を行っているところであり、まずはその実現に向けてしっかり後押しをしていきたいと考えています。
その上で、その先の世代の開発も含めた国からの支援につきましては、私は、予算ありきではないと考えています。プロジェクトの進捗に関する外部有識者の厳しい評価も踏まえつつ、既にこれも始まっておりますが、こういった評価を踏まえながら判断していきますが、量産開始に向けては、しかるべきタイミングで民間からの追加の資金調達も行っていくことも必要だと認識をしています。
このため、こうした点を含めて、ラピダス社に対する今後の支援の在り方につきましては、五月末に開催した半導体・デジタル産業戦略検討会議においてお示しをしています。
いずれにせよ、官民で力を合わせて、本プロジェクトの成功に向けて全力で取り組んでいきたいと考えています。