長友慎治の発言 (農林水産委員会)
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○長友委員 自主的な取組ということで、始まったばかりだというふうに聞いておりますが、私としては大変いい試みだと思います。
例えば、農水省と国交省の若手職員を中山間地域に派遣する地方応援隊という取組がございますが、これなんかも元々はサークル活動から始まったと、当時、始められた方から伺いました。今、地方応援隊も少しずつ実績を残しつつありますので、やはりこれは継続していくことが大事であって大切だと思うんですね。
何か新聞の記事によれば、一年間の限定のようなことも書いてあったような気がしますけれども、是非、農水省の自主的な取組として頑張っていただきたいなと、農家さんも注目をしているということですので、是非お願いをしておきたいと思います。私も応援したいと思います。
私自身がこれまで取り組んできたことを御紹介して、最後に大臣に質問させていただきたいと思いますが、私は、五年ほど前から、食の作り手を特集した情報誌、その生産者が収穫した食べ物がセットで届く「食べる通信」というものを発行しております。これは全国にあるんですが、私は地元の「宮崎ひなた食べる通信」というものを二〇一九年の二月に創刊して、今日まで五年間発行を続けているところです。
これは、全国の消費者に農業や漁業など一次産業の真の価値を伝えて、都市部の生活者と農村部の生産者を結んで、農村の価値、生産者の思いを発信するというものになります。それらの取材を通しまして、過去三十年間、農業の生産性は上がってきたという話は伺うんですが、一方で、農家は減りまして、農村が寂れてしまっているということも各地を回っていると実感するわけなんです。
農村は食料を生産する場だけではありません。幾ら一人の農家がもうかっても、学校が廃校になり、子供が消えて、店もなくなり、鉄道や公共交通機関もなくなれば、地域もJAもその農家さんも大変厳しくなるということになります。だからこそ、農村は一流の田舎であれというのが、これは「食べる通信」を全国で初めて創刊した高橋博之さんの言葉なんです。一流の田舎には都市部から若者を始め人が集まります。農村での営みにこそ価値や魅力を感じる人は確かにいるんですね。
この高橋博之さんがよく使われる言葉がもう一つあります。都市と地方をかき混ぜるという言葉です。今の私たちは、都会で生活する消費者と地方で暮らす生産者の距離が開き過ぎてしまいまして、消費者は生産者の苦労や農の豊かさ、農村の暮らしの豊かさが分からず、地方の消費者も都市部で生活する消費者の好みやライフスタイルの変化についていけない、ある種の分断が大きくなってしまっているという指摘をしているわけです。ですから、都市と地方をかき混ぜる必要があり、この「食べる通信」などにより全国の消費者に農の価値を伝えて、発信をしなければならない、そういう思いを持った編集長が各地におりまして、地元の、すばらしい取組をしている農村の生産者の情報を届けているわけなんです。
この活動を続けていて本当に感じることが、農業と、そして農村において、担い手の問題であったり適正な価格を実現することだったりということの農業者また一次産業の皆さんを取り巻く支援というものは、これはもう国民全体で考えて取り組んでいかなければならないということを痛感をするわけなんです。
この点につきまして、坂本大臣の見解を伺いたいと思います。