岡部みどりの発言 (法務委員会)

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○岡部参考人 御質問ありがとうございました。
 まず、原参考人の述べられたように、確かに、私も同じ学会に入っておりまして、将来的な問題提起という点では共鳴するところがありまして名前を連ねましたが、今般の改正案自体の評価については、私の方は基本的にこれは十分あるべきだと思っております。その上で、これでは不十分だというのが私の主張でございます。
 その上で、先ほど申し上げた、労働者の受入れに当たっては、大規模な雇用主の希望とそれから外国人を擁護するという団体の希望というものがどうしても合致する傾向にある。これは日本だけの問題ではなくて、欧米の先進事例、あるいは欧米に限らずとも、どこの国でも受入れを経済目的でしようとすると構造的に発生する問題だと思っています。ですので、これは致し方ない。
 なんですけれども、そのまま放置してしまい、ともすると、一般の人々の目には、外国人にだけ優遇をして、かつ一部の大企業だけがもうかってしまうような仕組みをどうも労働のグローバル化のような形でつくっているんじゃないかという懸念を一般の欧米の国民が抱くようになった。これが私はポピュリストの台頭の一番大きな原因ではないかと思っているわけです。
 なので、その同じ過ちを繰り返さないためには、この構造があることは致し方ないとしても、これに加えて、できるだけ日本人の労働者が、外国人を受け入れたことによって、自分も働きやすくなった、自分のお給料も上がった、あるいはもっと魅力あるほかの職種にトランスファー、移ることができるようになった、そういうような何らかの労働市場におけるイノベーションといいますか改革というか、そういった仕組みが必要になるんじゃないかというふうに思います。
 もう一点は、皆さんが日本人になる必要はないと思うんです。国籍を取得する必要もないと思う。ですけれども、日本で働き日本を発展させることが自分にとっても得だというようなベネフィットの観点から日本で働くことをよしとする外国人が増えていけば、自然と日本の付加価値というものが高まっていくのではないか。
 なので、そういった、皆さんがわくわくする方向に経済を伸展させていく、そういうソフト面での拡充というものも必要なんじゃないかというふうに思います。
 以上です。

発言情報

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発言者: 岡部みどり

speaker_id: 22255

日付: 2024-04-26

院: 衆議院

会議名: 法務委員会