岡部みどりの発言 (法務委員会)
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○岡部参考人 御質問ありがとうございます。
私が思うところは、今の日本に限らず多くの先進国の問題は、選ばれる国といっても、どんな人にどのように選ばれるかというプロセスのところで、恐らく、労働需要側と供給側の不具合が生じている、たまにはマッチングしないという状況が起こっているということだと思います。なので、定量的分析というのは全体の趨勢を測る上では必要だとは思うんですけれども、それに加えて定性的なところも追っていく必要がある。
一つの例としては、私、去年の夏にブリュッセルで、向こうの経団連に当たるビジネスヨーロッパのところを訪れてインタビューをしてきたんですけれども、向こうには、今、不幸な偶然ですが、ウクライナから多くの人が来ている。彼らは非常に職業能力が高いということで、EUの国に受け入れられやすいということで、今のところは人手不足の解消に役立っていると。
ところで、欧州委員会の側が、いや、ところで、EUにはシリアからの難民も今多くいる、この人たちも何とか労働力として使ってもらえないかというような相談をしたようなんですが、それに対しては、やはり職業訓練コストが非常に高いということで財界側も渋っているようだというような話も伺っています。
ですので、一定の人数がその領域内にいるからといって、それが全て有効な形で生産性の向上につながるかどうかという話は、また分けて考える必要があるんじゃないかなというふうに思います。
以上です。