坂井学の発言 (予算委員会)

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○坂井委員 なかなか、残念ながら、抜本的な解決策に直結するというようなお話はなかったかなと思うんですが。
 所有者が分からない場合はまだしも、分かってしまって、しかも連絡がつかない、いることが分かっていて連絡がつかないというのが大変困るということも聞かれておりますので、引き続き、現地の様々な状況を把握をしながら、迅速な対応をお願いをしたいと思います。
 次に、相続に関してちょっとお伺いをしたいと思いますが、先ほどお伺いした身寄りのない独居者に関わる課題に関しても、それからただいまの公費解体の同意集めのハードルにしても、よく考えると、実は、ほとんどつき合いのない人が多数相続権を持っているということ、それが起因をしているということが分かると思います。もっと直接的に言うと、兄弟への相続権が、その子供に当たるおい、めいに引き継がれることが原因だと現場関係者から指摘をされております。
 元々、身寄りのない独居者に関わる課題が昨今注目されてまいりましたのも、支援をしてくれる家族がいることを前提とした今までの制度が、家族の在り方が変容することにより、十分機能しなくなってきたからでもあります。つまり、親、兄弟、子供という関係においても支援をお願いできないという事例が圧倒的に多くなっているわけです。
 ましてや、おいっ子、めいっ子が面倒を見るということは、もちろんないわけではありませんが、それよりも、個別のプライベートの話や頼み事ができる関係にない、会ったことがない、若しくは、中には存在も知らないといった関係にある人の方が多いわけで、そういうおい、めいでも、相続が発生すると、当然、権利者となりますから、無視できない存在となって、手間や時間、費用がかさむこととなっている事例も多いわけであります。
 現場からは、現状に困った影響はほとんど与えないのではないかと思われるので、兄弟の相続権は、おい、めいには引き継がれないことにしてほしいといった声が上がってきており、黙っていても、おい、めいに相続権が引き継がれる現在のたてつけから、本人が遺言等により示したことによって相続権が引き継がれる形に変更した方が、家族の在り方が変わってきている現状にそぐうのではないかとも考えられますが、法務大臣のお考えをお聞かせいただきたいと思います。
 また、もう一つ、このような現場での事例や状況を付した上で、法制審の議論の俎上にのせていただくことはできないかということも御要望したいと思いますが、いかがでしょうか。

発言情報

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発言者: 坂井学

speaker_id: 24099

日付: 2024-05-20

院: 衆議院

会議名: 予算委員会