上杉謙太郎の発言 (予算委員会第五分科会)
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○上杉分科員 皆さん、おはようございます。自民党の上杉謙太郎でございます。
武見大臣におかれましては、連日の予算委員会、そして分科会二日目ということで、あともう少しでありますけれども、是非おつき合いを賜れたらありがたいというふうに思います。
この分科会、厚労分野ということで、御質問させていただきます。今日は、戦没者遺骨収集事業についてであります。これにつきまして、大問六問、御質問させていただけたらというふうに思います。
まず、この遺骨収集事業でありますが、大臣始め厚労省の職員の皆様、また、現地で遺骨収集に携わっている遺骨収集団の皆様ですとか、鑑定員の皆様、あらゆる関係の皆様に今までたくさん本当に御尽力を賜りましたこと、心から敬意と感謝を表したいというふうに思っております。
そして、昨年、この遺骨収集の改正法が衆参共に全会一致で可決、成立をいたしました。そして、遺骨収集も五年延長となったわけであります。コロナがありましたから、三年間なかなか遺骨収集ができなかったという状況があって、五年の延長ということになったわけであります。
そして今、日本の周辺を見渡せば、安全保障環境というのは、本当に、戦後七十八年を過ぎて戦後最大の危機を迎えているところであります。国会また自民党の方でも、外交部会も国防部会も、またそういう安全保障政策に関する議論が活発に行われているところでありますが、やはり、我々政治家、そして行政に携わる者、外交、防衛、安全保障、もちろん今の安全保障は本当に大事なことであります。でも、それと同時に同じぐらい大事なものが、まさにこの戦没者遺骨収集事業であるというふうに思っております。
さきの大戦において海外で亡くなられた二百四十万の英霊の皆様のうち、いまだ、七十八年たっても、百十二万柱の御英霊の皆様が海外の土また海に眠っているわけであります。この百十二万の英霊の皆様のお骨をできれば全て本土にお帰りをいただいて、せめて日本の土でお眠りをいただきたい、これが、今この平和を享受させていただいている我々の責務で、また国家の責務であるというふうに考えております。
そういった思いからまず大臣にお伺いをしたいというふうに思いますが、今回、去年この五年の延長がありましたけれども、物理的にあと五年で百十二万全部収集するというのは、これはもう物理的に不可能であります。七十八年で百二十二万だったわけでありますから。
そう考えますと、それ以上も、五年の延長のみならず、その後の延長も含めて、これはずっと続けていかなければならないわけでありますし、ただ、ずっと続けていいというわけでもないというふうに思います。
私の世代でさえ孫の世代であります。そう考えますと、百年というのが一つの、もう百年たてば当時の御遺族の皆さんも皆様お亡くなりになる時期でありますから、そう考えますと、百年、二〇四五年を目途に、そこまでには、せめて全ての御遺骨を見つけ出して、そして、収集をし、鑑定をし、できれば御遺族の元にお返しする、これが私たちの使命であるというふうに考えております。
そこで、五年以降の延長はあるのかどうか、また、今申し上げたとおり、百年を目途に事業を加速させていく、そういったお考えがあるのか、大臣にお伺いしたいというふうに思います。