上杉謙太郎の発言 (予算委員会第五分科会)
⚠️ コピーしたテキストを転載する際は、転載元URL(kokkai-data.com)および原典URL(kokkai.ndl.go.jp)を必ず残してください。発言内容の改変・出典削除は禁止です。
詳細は利用規約をご確認ください。
○上杉分科員 よろしくお願いいたします。
戦場は敵味方たくさんいて、いろいろな多民族の御遺骨が見つかるわけであります。そういった意味では、日本の骨、今見つかっている三千三百の地域、ここに遺骨があるだろうというふうに選定している地域は、日本の遺骨がたくさんある地域であるかも分かりませんが、そういったところには、そもそも、日本のいわゆる旧大日本帝国臣民、軍人軍属というのは、朝鮮半島出身者の方ですとか台湾出身者の方、その他海外の方がいらっしゃったわけでありますし、そこにはもしかしたらアメリカ兵の方、イギリス兵の方、オーストラリア兵の方もいらっしゃったかもしれない。また、現地の住んでいらっしゃる方の骨もあるかもしれない。
そういった意味では、しっかりと現場での収集、現地での鑑定人の鑑定、そしてその検体を持ち帰ってきて、だからこそ、安定同位体比分析によって、何系の人なのか、どこで育った人なのか、どこの地域で育った人であろうということが分かるということ、これを通じて、そしてその上でDNA鑑定を行って、そういうことがしっかりとやれるような体制、これが必要であるというふうに考えております。是非よろしくお願いしたいというふうに思います。
そして、今申し上げた遺骨収集の鑑定を行う上で日本の国内の体制ということでありますけれども、今までは日本の十二の大学に鑑定を委託をしていたわけであります。そこを、厚労省さんも努力されて、遺骨鑑定センターを設置をしてくださいました。もちろん、その十二の大学でも委託してこれからも続けてもらいますけれども、この遺骨鑑定センターにおいても独自に鑑定を進めていくということにしているわけであります。
確かに、相当数の鑑定しないといけない検体はあるわけでありますし、十二の大学に委託するといっても、その大学も本業の研究が別であるわけでありますから、やれたとしても、委託を受けたとしても恐らく合間でやらないといけなかったりとかそういうふうになる、そうするとなかなかその鑑定も進まないという現状があったというふうに思うんですね。
そういう意味では、この厚労省さんの独自の施設というのは大変重要でありまして、であれば、冒頭も申し上げましたが、五年の延長の五年間でやろうといっても、物理的な鑑定のできる量というのがあるわけであります。そういう意味では、せっかくこの施設をつくってくださったわけでありますから、やはりこの施設をもっともっと大きくしていくということが大事であるというふうに思うんですね。
アメリカの話ばかりしてしまいますけれども、DPAAのハワイのところは結構大規模な施設であるわけであります。人員もたくさんいるわけであります。予算の兼ね合いもあるとは思いますが、是非、人員を増加する、また設備ももっともっと大幅なものにする、またDPAAとの連携も強化していく、こういったことが大事であるというふうに思うんですね。
人員も、ただアルバイトの人では駄目なわけでありますから、しっかりと専門的な方を雇うということも必要でありますし、今は例えばまさにDPAAで勤務した経験のある方ですとか、DPAAで研修をされて中身を見てきた方、そういう方もいるわけでありますから、しっかり、適材適所といいますか、そういう方を活用してやっていく、これが事業そのものの中身を深化させていくということになるというふうに思います。
そういった意味で、是非、この戦没者遺骨鑑定センター、ちょっと細かい部分を述べましたけれども、活用していっていただきたいというふうに思いますが、全体として御意見をお伺いできればと思います。