西沢和彦の発言 (地域活性化・こども政策・デジタル社会形成に関する特別委員会)

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○西沢参考人 今回の子ども・子育て支援金で四千億円が企業に課されるということで、政府の議論を見てみますと、四千億円を別枠で見て、計算に含めないことが妥当、正しいというふうな回答だったと思いますけれども、私は違うと思うんですね。
 この四千億円の社会保険料の事業主負担。社会保険料の事業主負担というのは、租税の観点から見ますと、付加価値税の一種に分類されます。賃金を付加価値として、法人が、企業が納税義務者となって納めるわけです。これは、ですから消費税に非常に近い。ただ、消費税と大きく違うのは、消費税は転嫁と帰着のルールが明確で、最終的な担税者、経済的な負担者は消費者であることが明確にされている。であるがゆえに、所得税や資産課税を使ってそれを補完する、又は給付をもって低所得者の方に配慮するということができる。他方、社会保険料の事業主負担は、転嫁と帰着のルールが不透明なので、それは雇用の悪化をもたらしたり、あるいは価格転嫁できない中小企業、零細企業の経営を悪化させたりする可能性がある。であれば、明確な方がよかろうということ。
 また、消費税は輸出免税という仕組みがある。これは、輸出したときには、それまで累積した付加価値税が国から還付される仕組み。ですから、輸出企業にとっては非常にいいんですね。
 我が国は、物やサービスを売って生きていかなければいけない。それが経済成長をもたらすわけですから、であれば、社会保険料の事業主負担よりも消費税の方が、租税論的に経済、雇用には易しいわけです。だからこそ努力して入れてきたし、付加価値税の入っていないアメリカとかは、付加価値税が入っている国を羨むわけですね。

発言情報

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発言者: 西沢和彦

speaker_id: 4626

日付: 2024-04-09

院: 衆議院

会議名: 地域活性化・こども政策・デジタル社会形成に関する特別委員会