川田龍平の発言 (環境委員会)

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○川田龍平君 立憲民主党の川田龍平です。
 今日は質問の時間をいただきまして、ありがとうございます。御理解いただき、ありがとうございます。
 それでは、質問させていただきます。
 今日は熊本地方裁判所でノーモア・ミナマタ二次訴訟の判決が出るということで、十一時から出るということなんですが、今の時間まだ判決の中身もちろん分かっていないんですけれども、私、水俣の問題については、二〇〇七年に三十一歳で参議院に初登院したときに、環境委員会に最初に所属をして質問したときにも水俣病の問題を質問させていただきました。
 もう一九九五年というとき、私が薬害エイズの実名を出した十九歳のときでしたけれども、そのとき、水俣病のスリーデーズトークというのが五月の二十四日にありまして、私も当時、薬害被害者として、水俣病のその座込みの三日間の、当時、政治決着を図るかどうかというときに、私も連帯の挨拶をしたことがありました。
 そこで話していたことは、この環境省というのは、環境庁ですね、当時、環境庁は一体何のために仕事をしているのですかということで、私が、まあ当時、患者の立場でしたけれども、そのときに言っているのは、この庁舎で働いている公務員の人たちは誰のためにやっているんですか、そこを考えてほしいと思います。誰のためでもなく、自分自身のためにやっているのではないですか。働いているのは上司のためですか、お金のためですか。そうではなくて、国民のために働いているのではないでしょうか。その国民の命をないがしろにする働き方をして、全然不満に思わないのでしょうか、理不尽に思わないのでしょうか。自分たちも国民の一人なのだということが分かっているのでしょうか。公務員の皆さんも庁舎を一歩出たら国民なのだということをもっと認識してほしい。嫌だと思うなら嫌だとはっきり言えばいいと思う。なぜ自分が理不尽だと思う仕事を続けるのか。上司のためにやるのか、お金のためにやるのか。自分というものがないから、上の命令に従ったり長いものに巻かれるのです。これでは官僚もオウムも一緒ではないかと。当時、オウムの事件があったときです。国民の問題をやっぱり解決することで自分たちの国が住みやすくなるのだから、何も損することはないのですと。
 これは私が言っていることなんですけれども、自分が当時言ったことなんですけれども、この官公庁で働いている皆さん、あなたたち一人一人の働き方によって変わるのです。自分が正しいと思うことをやってほしい。是非、即時解決してください。こんな座込みなどやりたくありません。薬害エイズ、水俣病、公害、みんな同じです。僕たち被害者は国民のために闘っています。患者や被害者のために闘っているのではありません。国民の一人として訴えているのです。ここを分かってくださいということを当時十九歳の私が環境庁前で言っていたということで、記録としてあるんですが。
 私も、やっぱりこの水俣病の問題というのは、時間がたってから実は被害が悪化するというか、特に四十代―六十代というのは体力が低下するとその被害というか症状が重く出るということもあって、本当にそのときには分かっていなかったことが、時間が経過してからやっぱり被害が出てくるということも実際あります。
 だから、除斥についてもやっぱり十分に適用すべきではないと思いますし、適用するとしても、起算点は診断時であるとか大阪地裁判決にのっとって、今回、判決が、どのような判決が熊本地裁出るか分かりませんけれども、ここでやっぱりしっかりと即時解決を、やっぱり大臣、リードしてやっていただきたいということを一言言っておきたいと思います。
 私は、この環境委員会で質問させていただいてから、二〇一〇年にやってから十四年がたって、久しぶりにこの環境委員会に立たせていただいているんですが、やっぱり今も、私は、そのとき質問に立ったのが、この自分自身の薬害エイズの経験から、やっぱり薬害というものを日本からなくしていきたいと、二度と同じ過ちを繰り返したくない、子供たちに自分と同じ思いを味わわせたくないという思いで国会議員になりまして、その思いは今も変わりません。
 環境を考えるに当たって、薬害と公害の問題というのは同じ普遍的なテーマがあると思っています。それは、人の命や健康よりも企業の利益や金銭的な一時的な利益やお金もうけを優先するという、今だけ金だけ自分だけということがやっぱり優先されてしまっている。企業が利益を優先するということはもちろん悪いとは思いませんが、しかしながら、そこに地球倫理をしっかり考えたり、利益を考える上で、自分だけの利益ではなく、相手の利益や地域、未来の子供たちのためを考えて経済を考えることが人として大事なことではないかと思います。
 私も、大学では環境経済学のゼミに入って勉強してきました。また、環境と農業、これは決して切っても切り離せません。農地とそうではないところで敷地の境界があって、ここからこっちは環境省の所管である、ここからこっちは農水省であると考えることはできません。やっぱり、これは水も大気も土もやっぱり農薬など汚染されていくということもありますし、また、原発事故のときも、原発サイトの中は経済産業省の所管、外は、原発の外、一般放射線量は環境省と、こういった区分けをしてきたことが、この環境をやっぱり考え、環境を守ることに対して環境省としての足かせになってきたのではないかと思われます。
 私は、農業についても、環境負荷、生物多様性に配慮した視点を持つことが重要だと考えます。レイチェル・カーソンの「沈黙の春」以来、化学物質が自然界に蓄積して環境に影響を与えることは、虫や鳥だけでなく生物である人間にも影響を与え続けてきました。
 先日、水岡議員の地元の兵庫県豊岡市に行ってきました。今のこの時期、コウノトリは産卵の時期を迎えて、寒空の下、つがいになって卵を温める姿、また、雄大に空を飛ぶ姿に感動しました。コウノトリを野生復帰させ、田んぼの魚や水生昆虫など、まあ蛇も食べるというこのコウノトリが食べられる環境、コウノトリが生活、生息できる環境を、農業従事者や生産者の方たちが、コウノトリを育む農法を通じて自然環境を守って、昭和四十年代からの取組の歴史を通して、鳥たちだけではなく全ての生き物、そして人にも寛容な地域をつくっているという大変すばらしいところでした。
 私は、ここ数年掛けて、在来品種を保全、活用して、地域の種からつくる循環型持続可能な農業のために、種の基本法であるローカルフード法というのを議員立法で取り組んできました。全国各地にある在来品種と呼ばれる命の源、種を、そこの土地に合った、風や土、そしてまさに風土を生かした、生かされてきた命をつなぐ、人々が生活を営み継承してきたお米や伝統野菜、種はまた生きた文化財とも言われています。
 私も、その文化財をいかに、生きた文化財をいかにして次世代につないでいくことができるのか、これは環境行政でもやっぱり大事なことで、根幹である自然に根付いている生物多様性を生かし、自然回帰を促していくことや、まさにネイチャーポジティブが今後とても重要だと思っています。
 私は、今現在、坂本農水大臣とともにオーガニック給食を全国に実現する議員連盟の共同代表を務めさせていただいております。超党派でこのオーガニックの学校給食を広めていくための勉強会も重ねています。学校給食というのはまさに自主ですが、それぞれの地域独自の食システムが構築されていけば、食料自給率の向上だけでなく地域の力を十分に発揮させることにつながり、農業の環境への負荷を軽減できると考えています。
 二年前の予算委員会で、当時、野村大臣に質疑したローカルフード法に対して、現在の農林水産副大臣の感想をいただければと思います。

発言情報

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発言者: 川田龍平

speaker_id: 22154

日付: 2024-03-22

院: 参議院

会議名: 環境委員会