深草亜悠美の発言 (環境委員会)

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○参考人(深草亜悠美君) 御質問ありがとうございます。
 今御質問いただいたCCSについて、非常に大きな懸念を持っております。
 日本政府は、二〇五〇年までに現在の排出の一〇%から二〇%に当たるようなCO2をCCS、炭素回収、貯留で対策するというような方向性も示しておられますが、国内での貯留地もまだなくて、企業等が海外にCO2を運んで貯留するというような話も進んでいます。こういった取組に対しては、アジアの市民社会から、これはCO2という廃棄物を投棄する行為ではないかというような批判の声も上がっています。
 JCMの関わりでいえば、このCCSをJCMで認めるかどうかということを、そしてその方法論を議論されていると認識していますが、国内での安全性ですとか国内で事業をすることも想定されていると思いますけれども、また、その回収、貯留に非常に大きなエネルギーとコストが掛かるということを考えると、二〇三〇年、二〇五〇年のネットゼロには到底間に合わない、そして環境社会影響も無視できない、そういった観点から私としては非常に大きな懸念を持っているところです。
 また、日本政府の、よく議論になるその石炭火力に対策を講じているか講じていないかということが、国際的にも議論が、アベートメント、アンアベーテッドと、そういった英語ですけれども、こちらは、国際的には例えばIPCCなどは九〇%以上の排出を削減できているものですとか、国によってはCCSを認めたりしているとは思いますけれども、これを、日本政府は水素やアンモニア、バイオマス混焼を行っても対策になるというふうに解釈されていると理解しています。
 しかし、既に述べさせていただきましたとおり、水素やアンモニアというのも現状は化石燃料由来のもので、排出のときだけを見ればカーボンニュートラルかもしれませんが、サプライチェーンで見ると全く脱炭素化には資さないと。こういったものを脱炭素化としてアジアで広げようとしているということは非常に懸念ですし、結局、既存の化石燃料インフラの延命につながるというふうに私は考えています。
 以上です。

発言情報

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発言者: 深草亜悠美

speaker_id: 16751

日付: 2024-06-06

院: 参議院

会議名: 環境委員会