伊藤信太郎の発言 (環境委員会)

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○国務大臣(伊藤信太郎君) 順番に御説明申し上げたいと思います。
 前段御説明がありましたように、まず、この世界遺産条約履行のための作業指針、これ、世界自然遺産の顕著で普遍的な価値に影響を与える可能性があるような大規模な復元又は新規工事をする場合は、事務局を通じて世界遺産委員会に事前に通知することを定めております。そしてまた、委員御指摘のように、知床国立公園管理計画では、知床国立公園の景観及び自然環境の保全に関する方針として、知床半島の先端部の自然景観の保全は特に厳正に行うことと定めております。いずれも、知床世界自然遺産及び知床国立公園の保全を図る上で重要な方針であるというふうに認識しております。
 そして、この知床国立公園管理計画書では、先端部の地区の自然環境の保全は特に厳正に行うという規定がございますが、現在、知床岬を国立公園の特別保護地区に指定し、厳正に保存して、保全しているところでございます。
 特別保護地区における工作物の新築行為については、個別の案件ごとに審査がされ、公益上必要と認められる場合、なおかつ景観上の支障を軽減する措置がとられている場合に限定して許可がなされる性質のものでございます。
 また、太陽光発電については、大規模なものは認めないとの規定がございます。これは、電気の売却を目的とした太陽光発電所を対象としております。今回整備されるものは、携帯電話基地局の電源を確保するための附帯的な施設であって、機能を維持するために必要最小限の規模であることから、管理計画の方針とは矛盾していないというふうに考えてございます。
 この知床岬地区における携帯電話局の整備については、委員御指摘の、繰り返しになりますけれども、世界遺産条約履行のための作業指針や知床国立公園管理計画を踏まえ、漁業者やその他の知床半島先端部の利用者等に対する安全確保を目的とする公益性を認めた上で自然環境への影響を軽減する措置がとられていることから、やむを得ず許可する判断をしたところでございます。

発言情報

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発言者: 伊藤信太郎

speaker_id: 3302

日付: 2024-06-11

院: 参議院

会議名: 環境委員会