清水信哉の発言 (経済産業委員会)
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○参考人(清水信哉君) EBPM、非常に難しいテーマだなと思うんですが、スタートアップという話でいうと、イノベーションというのはアップサイド最大化ゲームなんですね。それに対して、政策というのはどうしてもダウンサイド最小化ゲームになりがちというのがありまして、つまり、これは例えば銀行とVCのビジネスモデルの違いでもあるんですけれども、VCの場合は、つまり十社投資して一社が例えば二十倍になったら九社倒産してもいいわけですね。実際はそういうわけじゃなくて三社ぐらい生き残ると思うんですけれども。なので、もうその回収を追っても仕方ないんですね、その潰れた七の方を。だって、潰れたら最大でマイナス一〇〇パーですけど、うまくいった方はプラス五〇〇パーとかプラス一〇〇〇パーになることもあるわけだから。
なんですけど、銀行は逆に全部から回収しないといけないという形で、ダウンサイド最小化ゲームになりがちと。
政策の評価もダウンサイド最小化ゲームになりがちだというふうに思うんですね、特に公的機関の評価というのは。これは役人の評価も含めてですけれども。ですが、イノベーション政策はそれじゃ駄目だと思うんですね。
つまり、ほとんど失敗しても、例えば公的、官民ファンド等からの投資もそうですけれども、何か失敗したところばっかがいろいろ取り上げられたりしますけれども、別にVC的にはどうでもよくて、アップサイド最大化ゲームであるので、つまり、EBPMをやるときには、つまり評価関数というか、評価の方法を、アップサイドを最大化する形で評価するという形で政治のレイヤーでもう言ってあげないと、民間、ほっておくと、基本的に公的機関というのは当然ダウンサイドを最小化するように動いていくというのがあるので、そこはもう全然ゲームが違うんだよということを言ってあげないとなかなか評価もしづらいんだろうなというふうにはちょっと考えていますね。