松江英夫の発言 (経済産業委員会)
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○参考人(松江英夫君) ありがとうございます。
私、御覧いただいた資料の中で、まさにリバースメンタリングという、下の世代から上の世代が学ぶと、こういったことを企業でもかなり取り入れたり、あともう一つ、私のキーワードで、現場は先端であって末端ではないと、末端と捉えるか先端と捉えるか、これによって経営の在り方は大きく変わる、こういったところをかねてから申し上げているんですね。
まさに、今日の議論もありましたけれども、これから日本というのは、私はエージフリー、つまり年齢という概念というのをある面もう柔軟にしていく、取っ払っていくという、こういう発想がいろんな意味でイノベーションを生み出していく、私は大事だと思っているんですね。どうしても日本の場合は年功序列とか、年というところが一つのクライテリアになっていろんな制度もつくられてきているところはありますけれども、実はそこの中に眠っているいろんな要素がある。
特に、若い世代というのは非常に環境の変化に敏感ですし、先ほど、社会性の意識も高いし、逆にもっと流動化していくので、上が聞いてくれないと辞めてしまうというぐらいですね、かなりこういった動きが盛んになってきている。こういった方々がちゃんと上に物を言える、若しくは上が一緒に対等で考えることによって、随分いろいろなことって変わっていくんではないか。
日本が、私、変わっていくのは、一つはその年齢という概念を取っ払って、最終的には個というところだと思うんですね、個人の個というところ。個が輝くというところにいかに重点を置けるか、これ企業においても、いろんな社会保障制度も含めた在り方に関しても、私は、そこを起点にいろんなものを考えていくと、いろんな物事は変わっていくのではないか。その一つがまさにリバースメンタリングということで、デジタルのこととか社会的価値なこととかというのを下から聞くことによって、経営者がそこでマインドを変えて、逆に若い人と一緒にやっていく場面どんどんつくっていって、それにふさわしいようなルールとか組織にしていく。これは一つ有効なところの手だてだと思いますし、こういったところを至る所でやっていけば、実はシニアというのは日本の中でボリュームゾーンなんですが、ここの意識が変わっていくことがかなり大きなものを変えていくんですが、そこの取っかかりになるのは、年齢という概念を取っ払って若い人もそこに一緒に入っていく、こういった包摂的なことをつくっていけば、私は大いに変わり得るんじゃないかなと思います。