太田房江の発言 (決算委員会)

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○太田房江君 原子力分野においては、日本は要素技術において世界に冠たるものをまだ持っておりますので、是非とも齋藤大臣の下で強力な国際連携進めていただきたいと思います。
 次に、一度にローカルな問題になってしまうんですけれども、しかも化石燃料に関わる課題でございます。
 最後のとりでという言葉をお聞きになっていらっしゃる方も多いかと思いますけれども、この最後のとりでの活動はさきの能登半島地震でもしっかり行われました。これは、地域のガソリンスタンド、SSが、自らも被災しているんだけれども、避難所や車中泊から出勤をしまして、そして地域の病院などの重要施設や、あるいは緊急車両、住民などにガソリンや軽油等の燃料供給を行う活動のことを指しますけれども、最近は、会員制の大手量販店の進出によりまして、地元の小さなガソリンスタンドが大変大きな影響を受けております。
 資料一を御覧いただきたいのですけれども、これは私の地元、大阪門真市にこの大手量販店のガソリンスタンドが開設、これは量販店に併設をされているわけですけれども、これが進出をしてきまして、周辺の市況より十数円も安い価格でガソリンの販売を行っているわけです。
 ガソリンが安価に提供されること自体、これは歓迎すべきことではあるんですけれども、この大手量販店の場合には、年会費を払う会員への還元や商業施設への集客などを目的にしまして、十数円ですから私は過度に安い価格で販売が行われているというように取るべきではないかと思うんですけれども、周辺の小さなガソリンスタンドがこのために廃業しかかっているというお話も伝わってまいります。
 特に門真の場合は、地図を見ていただくと分かるんですけれども、すぐお隣の京都の八幡市、それからまた反対側のお隣の尼崎市にSS併設の同じ量販店がございまして、和泉まで含めますとほぼ全域に超安価なガソリンが供給されているということになります。もちろん、この大手量販店は、先ほど申し上げたような最後のとりでとしての活動は行いません。門真を含むこの北摂地域というのは、関西の中でも一番人口の増加が顕著なところでありまして、万一南海トラフ地震のような大規模災害が起こった場合には、この地域、これ台地でございますので、SSが最後のとりでとして頑張ってもらわないといけないということになります。
 実は、同様の現象、全国でも起きております。例えば浜松市では、六年間の間に全国平均の倍以上のスピードでガソリンスタンドが減少したとの報告もあって、門真がこれと同じような状況になれば、この圏域にある約二百七十のガソリンスタンドのうちの多くが消滅するんじゃないかという懸念を持っている方が多いです。業界の方には多いです。
 ガソリンスタンドの役割は、これは平時はもちろんですけど、有事において特にこのエネルギーの安定供給上重要な役割をこれまで果たしてきたわけで、いつ何が起こるか分からない現時点だからこそ必要な対策を取っておく必要があると、このように考えております。
 また、決算委員会だからこそ御指摘を申し上げないといけないと思うんですけれども、国は、国土強靱化の一環として、全国のガソリンスタンドのおよそ半分に当たります一万五千か所に異例の十分の十の補助率で自家発電機、三百二十五億円を投入しています。これは最後のとりでとしての役割があるからこそ、災害大国日本の知恵として、あるいは世界に類を見ない独自の政策として行った政策だと思います。
 しかし、大手量販店の席巻でこうした地域のガソリンスタンドが激減するということになっては、あるとき突然助けてもらおうと思ったらとりでがなかったと、こういうことにもなり得ないわけで、この三百二十五億円の補助事業も十分な成果を上げられなかったということになることを心配します。
 公取委にも当然不当廉売規制の観点から再三お願いをしてまいりました。しかし、思ったような結果は出ていないというのが現状であります。むしろこの問題は、私は、今申し上げたような事情から、災害時、有事も含めたエネルギー安定供給のために資源エネルギー庁が主体的に取り組むべき問題ではないかと、こういうふうに考えます。
 そこで、例えば、拙い提案ではありますけれども、そのガソリンスタンドが併設される形で量販店進出してきた場合に、周辺のガソリンスタンドが、さっきの浜松のように、これは三四%軒数が減っているんですけれども、一定以上の影響が見込まれる場合には、有事のことまで考えて、自治体と石油組合との防災協定を根拠に当該地域で協議体を設置するなどして、SS併設を認めない、あるいは設置する計量機の数を勧告するなど、新たなルールを検討すべきではないかということを党内で少し検討を始めておるところでございます。
 どうか一歩前へ出て資源エネルギー庁に頑張っていただきたいと思うんですけれども、副大臣、いかがでございましょうか。

発言情報

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発言者: 太田房江

speaker_id: 236

日付: 2024-05-08

院: 参議院

会議名: 決算委員会