川内潤の発言 (厚生労働委員会)

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○参考人(川内潤君) 御質問いただいてありがとうございます。
 あくまでも個別の相談を受けていてというところの前提でのお伝えですが、介護サービスが足りなくて離職をせざるを得ないんですというケースはないと思っています。
 なぜか。それは、御家族がこれだけやらなきゃいけないというレベル感を求めているんだけれども、でも、高齢者の自立や御本人のケアという視点からすると、いや、それはむしろ本人をより弱らせる可能性が高いからおやめになった方がいいでしょうと考えたときに、ここの、本人の自立支援、まさに介護保険は御家族の不安を解消するための制度ではなく、高齢者本人の自立を支援するための制度なわけです。といったときに、この御本人の自立やケアということを考えていくと、サービス量がそこまで足りないというケースがないのです。
 例えば、奄美大島にお母さんが住んでいます、独り暮らしです。そこにはデイサービスがほとんどないそうです。だから、デイサービスを受けさせるために東京に呼び寄せたいんですけど、どうしたら母を説得できますか。私は、これはおかしな話だと思っているわけです。介護サービスを利用させることが目的であり、本人のためになるということは、御家族はそう思われるかもしれない、それは安心するかもしれないが、御本人は奄美を離れなきゃいけないということは相当つらいことです。まさにおっしゃった、住み慣れた地域でそのままできる限りのことを、ゆっくりとお過ごしいただくということが私は御高齢の方の本当の意味での幸せなんじゃないかなということを直接御高齢の方と支援に関わっていて強く思っているところです。
 以上です。

発言情報

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発言者: 川内潤

speaker_id: 3363

日付: 2024-05-21

院: 参議院

会議名: 厚生労働委員会