吉井章の発言 (国土交通委員会)

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○吉井章君 自民党の吉井章でございます。よろしくお願いいたします。
 今委員長からありましたとおり、路線バスの減便廃止等を踏まえた地域公共交通政策をめぐる諸課題等に関する件ということで質問させていただきます。
 言うまでもなく、人口減少、そしてまた高齢化の進行ということで、またコロナ禍におけるライフスタイルの変容、利用者の減少、また燃料も高騰して本当に厳しい状況、そういった中で、また担い手不足ということで、人件費の増加、あらゆることがあって、本当に状況はもう厳しい状況であります。その中でも、全国の交通事業者、一生懸命国民の皆さん、利用者の生活の足を守るということで、高い使命感を持って頑張っていただいているというふうに思います。
 その中で、今日は、まあ何とか維持されてきた交通網ですけれども、特に運転手不足による影響が深刻化しており、先ほども申し上げましたけれども、数々の課題のうち、バス運転手の担い手不足に焦点を絞ってお聞きをしたいというふうに思っております。
 私の地元でも、京都ですけれども、府下の周辺部、また中心部においても路線の減便を余儀なくされているところでございます。そんな状況で、京都だけではなく、全国的に本当に厳しい状況になっているというふうに思いますし、これまででしたら過疎地域を中心に路線の廃止、減便という状況であったというふうに思うんですけれども、もう今や比較的利用者の多い都市部の中心部でも本当に厳しい状況になっていると。福岡市、また横浜市、市営バスですね、そういったところでも同じ状況になっているというふうにお聞きしております。また、我々の地域でも、もう本当に利用者さんがすごい多いところでも、かなり売上げが上がっているなというところでも、もう人手不足ということで減便していっているというところもございます。
 そういった状況の中、まさに一部の地方部や都市部にある地域問題ではなく、まさに国のインフラを支えるエッセンシャルワーカー不足、全国の地域公共交通の本当に存続が危ぶまれているという状況にあるというふうに思います。
 また、運送業界では、労働時間の上限規制の強化、そしてまた二〇二四年問題というフレーズありますけれども、長時間労働是正される反面、運転手不足、もうまさに顕在化、一気にしているというふうに思います。
 こういった、忍び寄るといいますか、崩壊の危機の切迫感、またそういったことを国全体で共有、把握、対処する必要があるんじゃないかなと強く感じているところでございます。地方、そしてまた事業者に任せることなく、全てを任せることなく、今こそ国として責任を持って主導的に速やかに対策を講じていかなければならないというふうに思います。
 現状、今後の見通しについて、国土交通省によりますと、二一年度のバス運転手数、約十一万六千人であり、この九年間、一二年度から二一年度ですけれども、約一割に相当する約一万三千人減少しているということであります。また、平均年齢は五十三歳ということで、大量退職を目前に控えているということであります。
 日本バス協会が約八百社を対象に本年実施した調査では、現在の路線網を維持するためには、二四年には二万一千人、そしてまた三〇年には三万六千人の運転手が不足するというふうに試算がまとめられたということであります。
 本当に厳しい状況であるんですけれども、具体的には、やっぱりバス運転手さんの魅力向上についてということで給与水準改善がやっぱり急務だと私自身は強く思っています。運転手の年間の所得、二二年は約四百万円、そして二三年は約四百五十万円、ただ、全国産業平均、全国の全産業平均は約五百万ということでありまして、やはりこういった部分も希望者が集まりにくい点だというふうに思っております。
 そこで、バス運転手の給与についてですけれども、全産業平均と同水準となるように、各事業者に対して国として給与水準の改善を推奨するべきと考えますが、いかがでしょうか。

発言情報

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発言者: 吉井章

speaker_id: 8852

日付: 2024-05-30

院: 参議院

会議名: 国土交通委員会