嘉田由紀子の発言 (国土交通委員会)
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○嘉田由紀子君 先ほど鉄道局長が、肥薩線、かさ上げも必要かもしれないと言っていらっしゃいました。明治四十二年にできた肥薩線、ここまでひどい被害は今まで受けていないんです。それは、先ほど来、想定外の計画規模を超えた水害だった。計画規模を超える水害に対応するのが流域治水じゃないですか、国土交通大臣。部分的に肥薩線、瀬戸石ダム、その部分最適ではなくて、流域全体を管理する責任が国土交通大臣だと思います。
今日、もう時間がないので、最後に石木ダムのこともお伺いしたいと思います。
済みません、私も余り怒る人間ではないんですが、今の大臣の説明聞いておりましたら、皆さん、どうですか。瀬戸石ダム、川辺川ダム、肥薩線、全部まとまって川沿いの水、そして地域の住民にとっては命の河川なんです。それを部分最適だけで全体最適できなかったら、国土交通省要らないじゃないですか。申し訳ありませんが、怒っております。
そして、石木ダムですが、資料十一と十二、実は、この石木ダムも今年、事業評価の監視委員会がなされるんですが、この地元の監視委員会で二〇一五年の八月二十四日にYさんという方がこう言っています。私たちは専門家でないので、ここで出された石木ダムの利水、水道の事業とそれから治水について、能力がないので、今後の検討においては是非専門家を交えていただきたいと事業評価の委員が言っているんです。二〇一五年、九年前です。ところが、その後、長崎県は専門家に全く相談をしていないんです。
それで、斉藤大臣から、資料の中にありますように、資料十一は大石賢吾長崎県知事です、資料十二は宮島大典佐世保市長、利水の、利水者ですね。この両方に、水没予定地で生活している住民、住宅も水田ももう強制収用されているんです、二〇一九年に。それで、違法だと言われながら住み続け、今まで千五百日、石木の地元川原の人たちは座込みをしています。納得いかないんです、この治水事業と利水事業が。四月から国土交通省は利水と治水全体、多目的ダムを統合的に管理する母体になったわけですから、その主務官庁の責任者として、国土交通大臣、せめて長崎県知事や佐世保市長に住民のこの意見を耳傾けるようにとアドバイスいただけないでしょうか。これは心からお願いいたします。今日も、こういうしている間にも川原の人たちは現場に座り込んでいるんです。もう七十代、八十代の人です。この間もお一人亡くなりました。その方たちの思いに、せめてこの専門家の意見を聞くというところをアドバイスいただけないでしょうか。お願いいたします。