西田昌司の発言 (財政金融委員会)
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○西田昌司君 これはお人柄の問題なので、それはそれで結構ですが、私は、先ほど言いましたように、それを市場との対話といえばそうなのかもしれないけれども、完全に誘導されて、もう片っ方で、何度も言いますけれども、我が国の財務省がそのことを奇貨として次の財政の緊縮を考えているという事実だけはこれ指摘しておきたいと思います。
その上で私が申し上げるのは、私、ずっとこれ指摘したんですけれども、要するに、ずっと三十年間にわたるデフレが行われて、なってきたと、その原因は一体何なのかと。これ様々な原因ありますよ。しかし、一つの大きな事実として、この三十年間、民間企業部門が要するに貯蓄超過だったと。不良債権処理をして、それからそのときと同じ時期にいわゆるBIS規制、このバーゼル条約が変更になって、四%から八%に自己資本率を余儀なくされてしまった。そこから貸出額がもう大幅に減っているのはこれ事実なんですよ。そして、その後、貯蓄超過、ISバランスがずっと貯蓄超過で来ている。今日もまだそういう傾向だと思いますよ。
つまり、民間の方が貯蓄をしていない、もっと言えば、借入れをしていない、借入れをするための需要がないわけですね。だから、その金利、金融政策として安くして需要を掘り起こしていこうというのがある意味でいうとアベノミクス、黒田総裁がゼロ金利、マイナス金利まで含めてやってこられたんですけれども、現実にはそれはなかなかうまくならなかった。
しかし、これ、けがの功名といいましょうか、政府の方もそれに対して積極的な財政出動しなかったんですけれども、結果的に、いわゆるコロナ禍の中において大変な医療危機、それから経済の危機が目の前にあって、そこで一遍に百兆円を超えるような国債発行をして財政出動をやった。で、結果が、要するに経済が好転してくる、税収も上がってくる、まあ物価も上がってくるというふうになっていると思うんですが、黒田総裁、その辺はどのように捉えておられますか。あっ、ごめんなさい、植田総裁。失礼しました。