藤巻健史の発言 (財政金融委員会)

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○藤巻健史君 分かりましたけど、それしかお答えがないんだろうと思いますけれども、私は当初からデフレというじり貧を脱するために将来どか貧になるよと、なるぞというふうにずっと言っていたわけですけど、だんだんそういう気配が出てきたんではないかなというふうに思います。
 次に、三月十九日の政策決定会合で長期金利の誘導レベルを放棄していましたけれども、三月十八日までは長期金利に関して変動幅を併記することはあっても、一応、十年国債金利がゼロ%で推移するよう、と国債金利の、長期金利の政策金利を明記したわけです。
 これ、金融の世界では当たり前ですけれども、短期金利は中央銀行がコントロールする、長期金利はマーケットがコントロールするというのは、これはやっぱり先ほど言った伝統的金融論では当たり前の話であって、バーナンキFRB議長も二〇〇四年の五月二十日、ワシントン州シアトル市での講演で発言されています。ちょっと英語が下手なんであれですけど、「These longer-term rates are determined not by the Fed but by participants in deep and sophisticated global financial markets.」ということで、要するに長期金利はマーケットが決めるんだということをバーナンキ元FRB議長もおっしゃっているわけです。これはだから金融界の常識なんですよ。
 それにもかかわらず、日銀は長期金利はコントロールするというふうに言いまして、それまでの、黒田総裁になる前は日銀は同じようにやっぱり長期金利はコントロールできないというふうに教えてよ日銀という一般国民向けの広報誌にも書いてあったわけですけれども、それを突然、黒田日銀総裁のときに変えられたわけです。
 ところが、やっぱり今度、たしかまた変えて、できないような感じの感触にまた変えたんだと思いますけれども、それとともに、それについてはちょっと、二〇一六年十一月十七日の参議院財政金融委員会で白眞勲委員が黒田総裁に突っ込みを入れていらっしゃいましたけれども、そのときの回答は、リーマン・ショック後、黒田総裁の回答は、リーマン・ショック後、日本のみならず主要中央銀行は長期国債の大幅大量買入れを実施し、その結果、長期金利引下げに成功したからだと答えられたわけですね。だから長期金利はコントロールできるというふうに変えられたわけです。
 しかしながら、五月二十五日のブルームバーグによりますと、植田総裁が二十五日、G7蔵相・中央銀行総裁会議の後、記者会見で、長期金利が十二年ぶりの一%台に上昇していることに関し、長期金利は金融市場で形成されることが基本となると語られたという記事がありました。ということは、総裁もマーケットが長期金利を決定する、教えてよ日銀でもそういうことを、記述をまた元に戻した。そして、今回の三月十九日の政策金融会合では長期金利の目標を落とした。ということは、もう総裁自身が長期金利はコントロールできないと、ギブアップした宣言に思われてならないんですけどね。
 もし中央銀行がコントロールできなかったらば、今後の長期金利は跳ね上がって、財政にも問題あるだろうし、先ほど申し上げたいろんな問題が起こり得る可能性があると思うんですが、それについてはいかが、あと格下げの問題もとか、いろんな問題があると思うんですけど、それについては総裁はどうお考えでしょうか。

発言情報

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発言者: 藤巻健史

speaker_id: 32307

日付: 2024-06-04

院: 参議院

会議名: 財政金融委員会