山下芳生の発言 (政治改革に関する特別委員会)
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○山下芳生君 二〇〇六年、二〇〇七年の法改正で要旨の公表をしなくていいと、インターネットで公表すれば。そうしたこと自体が間違いなんですよ。だって、収支報告書はネット公表されたって三年でなくなるんですからね。これがなくなったらもう遡れないんですよ。改悪じゃないですか。
自民党裏金事件を明るみにした端緒の一つとなったしんぶん赤旗、調査報道やりました。このベテラン記者は駆け出しの頃、先輩記者から政治資金収支報告書を分析するなら少なくとも過去十年分の要旨は読みなさいと言われたといいます。大変だなと頭を抱えたそうですが、実際に読み込みを続けると重要な事案が幾つも見えてきた。
例えば、過去十年分に遡って要旨を読むことで、個々の政治家に対する献金の増減状況が分析できる。これにより、どの政治家が力を付けてきたか、逆に力が落ちてきた有力者は誰か推測が付く。さらに、個別政治家と特定の業界、企業との癒着も浮かび上がる。要旨を数年まとめて読むことで、特定業界の複数企業から系統的に献金をもらっていれば族議員だと判断できる。特定の企業がある年だけ個別の政治家に多額の献金をしていれば、企業が何らかの依頼を政治家側にして、その対価として献金をした可能性が出てくる。汚職事件のオーソドックスな調査方法だそうですが、収支報告書のこの要旨を数年ないし十年分遡ってまとめて読むことでこれらは可能になります。この要旨が作成されなくなると、こうした調査ができなくなるということでした。そのことはもうお認めになりました。
日本共産党提出法案の発議者で元しんぶん赤旗の記者でもある井上哲士参議院議員に聞きます。
収支報告書の要旨の公表がなくなるとどんな問題が起きると認識されていますか、また、共産党提出法案では要旨の公表はどうなるんでしょうか。