奥山千鶴子の発言 (内閣委員会)
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○参考人(奥山千鶴子君) ありがとうございます。
そうですね、いろんな御懸念があるということはよくいろんな方面から聞かせていただいております。ただ、その理念として、就労に限らず、子供たちにとってそういった定期的な保育の場が提供されるということについては、方向性としては本当に皆さん必要なことだというふうにおっしゃっていただけます。
私たちも、今もう本当一時預かり事業というのは、違う事業というふうにも言われましたけれども、でも、ゼロ、一、二で実際にそういった制度があって、それを必要とする人たちというのは非常に多くいらっしゃいました。そして、私たちもその受入れも、人数は少ないんですけども、させていただいております。
その中で、私たちの場合はもう通い慣れた場所でやっておりますので、子供たちが通常来ているところで、たまたま親御さんが用事があるというときに子供をお預かりして、そうすると周りの人たちも知っているので、ああ、今日は何かお母さん用事あるんだねみたいなことで、みんなで見合うというような形に発展をしているというようなこともあります。
また一方で、私たち法人の方では、在宅家庭に対してそういった定期的な保育がなかったものですから、実は私たち独自で、週に一回、固定曜日でお子さんを預かるというのをやっていました。月曜日会員、火曜日会員、水曜日会員というように、一年通じて同じ曜日に二時間半ぐらい、お弁当持ってきてもらってお預かりするということなんですね。
このニーズは、兄弟が生まれた御家庭が、上の子と十分遊んであげられないんで、下の子と親が過ごす間、上の子をそういうグループ保育にお願いしたいというようなニーズであったり、それから、ちょっとうちの子、集団保育、幼稚園に入るというと一クラス結構人数多いので、その集団保育になる幼稚園の前にそういった経験を少人数で体験したいというニーズがあって、八人ぐらいの小規模なんですけれども、そういう経験ということで、とてもニーズが高いグループ保育をやっておりました。
そうすると、一年通じてやっていますので、子供たちも安定してきますし、子供同士の育み合いとかやり取りというのが生まれてくるということで、今までおむつが取れなかった子がおむつが取れるようになった、子供たち同士の関係性の中でそういったようなことができるということがありました。
ただし、これはもう全く公費が入らない自主事業なわけです。在宅家庭の人たちにはそういう機会がなかなか提供できないということで、やっぱり高額にならざるを得ないということがありました。
そういうことを踏まえても、今回の制度というのは、十時間といっても、もし週一回二時間であれば四回ということになりますね。二時間半であればちょうど十時間ということになりますでしょうかね。それでも、半年とか一年で大分子供たちにとってはとてもいい内容になるはずだというふうに思っております。
ただ、もちろん、実施体制の方で、今保育園等の対応が難しいということもよく分かりますし、これまで定期保育でやっていた状況の中で、もう本当にある特定の時間だけの受入れということについては、非常にそれが大丈夫なんだろうかとかという危惧というのは必ずあると思うんですね。
そういった意味で、先ほどもちょっと紹介をしたんですけれども、横浜のように、十五人定員枠で一時預かりだけやっているというような施設があって、半分は定期のパート就労の方々ですね、保育園には入れない条件の、もう少し条件の緩い働き方をしている人たちのお子さんを半分枠預かって、残りの枠を一時預かりの枠として持っているような事業なんですけれども。
こういった事業を専任でやっていくと、そのノウハウだとかスキルアップみたいなことにもつながるということで、やはり、これからモデル実施が二年あるんですけれども、各自治体の中で、どの施設でどんなふうにやるのが適切なのかということをまだやれる、挑戦できる期間がございますので、幼稚園さんもトライしたいというお話もありますし、いろんなところがこれをやってみて、各市町の中でのやり方というのを検討していく、そういった期間にこの二年がなるのではないかというふうに思っております。
ちなみに、横浜でも私たちももし手が挙げられるんであれば、この二年間のあれに参加をさせていただいて、私たちもその担い手としてやっていきたいというふうに考えております。
以上です。