2024-03-21
参議院
浜田聡
政府開発援助等及び沖縄・北方問題に関する特別委員会
浜田聡の発言 (政府開発援助等及び沖縄・北方問題に関する特別委員会)
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○浜田聡君 ありがとうございます。
タックスヘイブンという言葉があります。課税が完全に免除されたり、著しく軽減されたりしている国や地域のことで、租税回避地、低課税地域とも呼ばれます。主に税制上の優遇措置を地域外の企業に対して戦略的に設けている国や地域を指しまして、代表的な場所として、イギリス領のケイマン諸島、バージン諸島などが挙げられます。
脱税行為や利益移転、マネーロンダリング、犯罪、テロ資金隠匿など、マイナスイメージもありますが、一方で、税を軽減すれば人やお金が集まることを証明するものでもあるわけですので、是非とも税を下げての離島振興という発想を政府の方々に持っていただきたいと思います。
最近は、いろんな理由がありまして、政権の支持率が低迷しております。この政権支持率低迷は、国民にとって政治離れというよろしくない面がある一方、支持率低迷によって間違った政策を転換するというチャンスでもあるわけでございます。私としては、政府・与党、自民党内の減税推進派の皆様に期待を申し上げて、次の質問に移りたいと思います。
次に、北方領土でございます。
北方領土は我が国固有の領土であることは言うまでもありません。北方領土を占拠されている状態が長期にわたっているのはまさしく領土問題であるから、政府は何年でも自国の領土であることを主張し続けなければなりません。あわせて、ロシアの実効支配を助長するようなことがないようにしなければなりません。
我が国の取組において重要なこととしては、最重要なものは、一つはやはり世論の力でございます。ロシアとの領土問題が薄れないよう、私も努力しますが、政府においても広報啓発にはうまく取り組んでいただきたいと思います。
過去に日本が北方領土を取り戻すチャンスがありました。それはソ連崩壊のときだと思います。これは、もちろん私だけが述べているわけではなくて、多くの方々が様々なところで述べているところであります。今回はこのことについてお伺いしたいと思います。
過去の日本とソ連、ロシアにおける交渉内容については様々な情報があるわけですが、ここでは、元財務官僚の高橋洋一さんの著書から取り上げさせていただきます。「なぜ日本だけがこの理不尽な世界で勝者になれるのか」という著書の中にこのような記述があります。
日本の外務省には、ロシア側の譲歩を蹴って北方領土問題解決の糸口を逸した過去がある、一九九二年三月、ソ連崩壊後の混乱が続いていたロシアから、日本に対して秘密提案があった、コズイレフ・ロシア外相が渡辺美智雄外相に口頭で示したのは、平和条約締結の前に歯舞諸島と色丹を日本に引き渡すというものだった、コズイレフ提案は、歯舞、色丹返還後に国後、択捉の扱いについて協議し、合意すれば平和条約を締結するもので、日本にとっては日ソ共同宣言の内容より前進している、日本の経済援助を引き出すためのロシア側の最大限の譲歩と言えた、ところが、日本には、アメリカを無視してロシアと領土交渉できない事情があった、外務省は、喉から手が出るほど日本の経済援助が欲しいロシアはもっと譲歩してくるだろうと根拠のない希望的な予測をし、コズイレフ提案の受入れを真剣に検討しなかった、こうして日本は北方領土問題解決の最大の好機を潰してしまったのであるということでございます。
これについて大臣に伺いたいと思います。九二年の渡辺・コズイレフ外相会談におけるコズイレフ提案、歯舞、色丹返還後に国後、択捉の扱いについて協議し、合意すれば平和条約を締結するものということについて、その事実関係についてお伺いしたいと思います。