2024-05-24
参議院
高良鉄美
政府開発援助等及び沖縄・北方問題に関する特別委員会
高良鉄美の発言 (政府開発援助等及び沖縄・北方問題に関する特別委員会)
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○高良鉄美君 沖縄の風の高良鉄美です。
沖縄県による辺野古埋立承認撤回を取り消した国土交通大臣の裁決は違法だということで辺野古周辺の住民四人が裁決の取消しを求めた訴訟で、福岡高裁那覇支部は、五月十五日、四人の原告適格を認め、審理を那覇地裁に差し戻すという画期的な判断を行いました。
国が辺野古新基地建設に正当性があると自信を持っているなら、こそくな上告によって、原告から主張の機会を奪うのではなく、原告適格を認められた原告四人の主張に対して正々堂々と国の正当性と違法性を主張し、司法の判断を仰ぐべきだと申し上げておきます。
自見大臣は所信において、沖縄の特殊事情に触れ、復帰以来振興策に取り組んできた沖縄振興は着実に成果を上げていると述べられました。
しかしながら、大臣も言及されていますが、沖縄県が作成した県勢概要の抜粋の資料を配付しておりますので見ていただくと分かるように、全国最下位の県民所得や子供の貧困率は改善が見られません。特に離島は深刻です。
自見大臣は島ちゃびという言葉を御存じでしょうか。本土と比べて、医療、交通、教育など、様々な面で負担を強いられる離島ならではの苦しみのことです。沖縄本島と離島との関係でも使われています。
かつては、自民党に島ちゃび解消に奔走した議員がおられました。山中貞則さんです。当時は、総理の佐藤は知らなくても、山中という名前は島民の多くが知っていたと言われるほどでした。
最近では、沖縄の苦しみに寄り添うどころか、安全保障は国の方針だと、県民の意思に反し、あるいは県民の意思を無視し、沖縄県の権限を奪ってまで強行する。情報を開示しない、補助金を県の頭越しに市町村に交付するなど、島民を分断するような傍若無人の対応と言わざるを得ません。
配付資料の三枚目の新聞記事を御覧ください。
朝日新聞の記事ですが、沖縄駐留米軍トップの四軍調整官が、離島防衛を強化する、潜在的な敵の能力に対処するため、南西諸島や沖縄全体に展開できなければならないとして、各地で日米共同訓練を実施していく考えを示しています。これはもう軍事戦略の視点しかなくて、百五十万県民の存在とか、その生活、文化、歴史がもう抜け出ています。これでは、基地負担の軽減どころか、負担増大、不安増大、不信増大と言わざるを得ません。
外務省に対しては、核密約、基地権密約、指揮権密約、情報の非開示、改ざんなどをこの間指摘してきたところですが、本日も、第三国による在沖米軍施設の使用について伺います。
配付資料の新聞記事を御覧ください。最後の二枚ぐらいですね。
オランダ軍海兵隊の三人が三月に米軍北部訓練場で行われた米海兵隊の訓練プログラムに参加していたことについて、上川大臣は五月二十一日の外交防衛委員会で、事前に把握していたかどうかについて明確に答えず、米国及びオランダを含みます関係国と日頃から様々なレベルでやり取りを行っているところであります、このやり取りの詳細につきましては、相手国との関係もございましてお答えすることは差し控えさせていただきますと答弁されました。
しかし、事前に把握していたかどうかを尋ねたのであって、詳細は尋ねておりません。再度、事前に把握していたかどうかをお伺いしたいと思います。