村田慎二郎の発言 (外交・安全保障に関する調査会)

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○参考人(村田慎二郎君) 御質問ありがとうございます。
 まず、日本が行っている開発協力の強みでありますけれども、これは、私自身、長年アフリカや中東などで人道援助活動をやっておりまして、やはりその日本のイメージというのは、一般の人たちからだけではなくて、その政府からの非常にイメージがいいなというふうに考えております。それは、その政府に何か人権上例えば問題があったとしても、欧米諸国のようにすぐに制裁をするわけではなくて、中立的な観点からのサポートを行っていると、行い続けているということから、そういったことが来ていると思います。
 ですからこそ、その立場をうまく活用して、先ほどの人道援助に制限が出ているような場面ですと、日本だから言えることというのが本体はあるはずなんですね。外務省の皆様にも協力をしていただいている国や地域はありますけれども、まだまだそこがうまくいっていないところがあるのかなというところで、より一層の人道面、人道外交からのリーダーシップというものにつなげていただきたいと、その立場をですね、というふうに考えております。
 また、あと、先ほどのネクサスの話が出てまいりましたけれども、実は国境なき医師団というのは、二〇一六年に世界人道サミットが開始された際に、同サミットが目指している目標に合意することが難しいと判断しまして、世界人道サミットから撤退をしております。
 具体的には、サミットでは、ネクサスにおける成果として、人々のニーズやリスク、脆弱性を軽減しレジリエンスを高める上で測定可能な結果、インパクトを想定しているのに対しまして、緊急医療・人道援助活動のみを実施する国境なき医師団の目標は、第一に、人々の基本的ニーズを満たし、命を救い、尊厳を回復することにあります。また、政治的な制約をできる限り取り除いて、独立、中立、公平な立場で命を救い、苦しみを軽減する人道援助活動に対しまして、政府や国家機関を強化する開発、平和構築というのはどうしても政治的な側面や影響が大きいということで、この違いをネクサスのアプローチは十分に考慮していないように見受けられます。
 以上の理由から、我々としましては、やはり国際人道法で保護された人道援助活動を開発や平和構築活動と明確に区別することで、紛争地においても中立的な立場を保ち、安全を確保し、活動が可能になっていく面を十分に考慮していっていただきたいというふうに考えております。

発言情報

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発言者: 村田慎二郎

speaker_id: 23853

日付: 2024-02-14

院: 参議院

会議名: 外交・安全保障に関する調査会