岩渕友の発言 (外交・安全保障に関する調査会)
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○岩渕友君 日本共産党の岩渕友です。
毎回、各分野の専門家の方々に参考人としておいでいただいて話を伺うことができたこと、大変勉強になったと思っています。
二年目の調査会となった今年は、ロシアによるウクライナ侵略から二年、イスラエルによるガザ攻撃の中で行われた調査会となりました。とりわけ、ガザへの攻撃が激化をする下で、どうすれば攻撃をやめさせることができるのか、そのために日本が果たすべき役割はどういうものかということについて、参考人の方々の意見は重要だったと思います。
特に、「武力紛争等と人道主義の実践・再構築に向けた取組と課題」をテーマに行った参考人質疑では、ICRC、赤十字国際委員会駐日代表の榛澤参考人、そして国境なき医師団日本事務局長の村田参考人から現地の切迫した状況を伺いました。病院への攻撃や人道援助団体のアクセスも制限されるなど国際人道法に反することが起きる下で、国際人道法に基づいて話をしていくこと、声を上げていくことの必要性、そして停戦のために日本政府にはあらゆる影響力を行使してほしいという要望もいただきました。また、UNRWAの資金拠出について、支援を中断させてはならないと、いずれの参考人も再開を切実に訴えられましたけれども、その後、日本の資金拠出が再開されたことは重要だったと思います。名古屋大学名誉教授の松井参考人からは、国際紛争自体を解決するために役割を果たすというのは、国際社会で一人前の立場を維持しようと思えば大変重要なことというお話がありました。
停戦がいまだ実現をしない中で、停戦に向けて日本が世界の国々と力を合わせて努力を尽くさなくてはならないということは明らかだと考えます。
後半二回は、気候変動に関わるテーマでした。気候変動は、もう今や気候危機と言われる非常に切迫した状況になっていて、気候変動が紛争の要因になり、紛争や戦争が大量に温室効果ガスを排出して気候変動を悪化させるという悪循環に陥るということになります。
四回目の参考人質疑はこのことがテーマとなって、東京大学の亀山参考人からも、笹川平和財団研究員の秋元参考人からも、戦争や軍隊、とりわけ世界中に展開をしているアメリカ軍の温室効果ガスの排出量は多いということが示されて、秋元参考人から、アメリカの中から、これは国のため、安全保障のためだから別枠だといっても、耐えられなくなるときが来るのではないかという指摘があったことは非常に興味深いことでした。
気候変動により被害を受けるのは、社会的に脆弱な人々であり、国々です。気候正義と言われるように、これまで温室効果ガスを大量に排出してきた先進国である日本の責任と果たすべき役割は非常に大きいと思います。
今や、世界は大国が牛耳るのではなく、どの国も対等に意見を言い合い、戦争や紛争を起こさせない世界的な連帯が力を発揮していると思います。こうした国際的な流れの中で、平和憲法を持つ日本の役割は大きく、対話による外交でこそ力を発揮することが重要だということを実感する調査会になりました。このことを述べて、意見表明としたいと思います。
ありがとうございます。