舟山康江の発言 (国民生活・経済及び地方に関する調査会)

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○舟山康江君 国民民主党の舟山でございます。ありがとうございます。
 今回のテーマは、誰もが取り残されず希望が持てる社会の構築ということでしたけれども、私もこの参考人の皆さんからのお話は大変勉強になりました。これ、通常のいわゆる縦割りの委員会ではなかなか実現し得ない、本当に幅広い、分野横断的な様々な話を聞くことができ、また、この調査会だからこそ分野横断的に是非いろんな論点を政府に対しても提起をいただければと思っております。
 幾つかに分けてお話ししたいと思いますけれども、まず一番目は、やはりこの地方、地域という観点からのお話が幾つかありました。私も、これ参考人からもありました、ふるさと回帰フェアとかいろんなイベントをやっていても、結局、来てくださいと言いながら、実際に情報を見ると、なかなかネガティブな情報が多いんだという、そんなお話もありました。
 これ、下野議員からもありましたけれども、やっぱり自分の地域になかなか自信が持てていない、何もないんだと言うんですけれども、やっぱりそこが、自分の地域に自信を持って魅力をどう発信していくのか、この観点がないとなかなか地方の人口減少とか活力低下というのは止まっていかないのかなということを本当に強く感じました。
 ですので、やはり今ある資源にどう磨きを掛けていくのか。もうこれ、仕事もそうだと思うんですよね。親が、いや、この仕事つまんない、つまんないってやっていると、背中を見る子供は絶対その仕事に就こうと思わない。農業でも、本当に生きがいを持って、やりがいを持ってやっていれば、おお、その職業に就こうということで子供も付いてくるということを考えると、やっぱりまずはそこに住む人が、幾ら協力隊が来たりとかいろんな仕組みをつくっても、やっぱりそこに住む人が自分の地域の魅力に気付いて自信を持っていくと、ここからやっぱり地方、地域の活性化が進んでいくんじゃないのかなということを強く感じました。
 そして、その上で、やはり現実の問題としては、一つこれもお話がありましたけれども、住宅ですよね。中条議員からもありましたけれども、やっぱりこの空き家対策、この空き家対策をどう住宅市場に結び付けていくのか。ただでさえ今、世帯分離が増えていく中で、地方も人口減少しているんだけれども、世帯数が結構増えていたりするんですね。でも、いつまでも命が長らえるわけではありませんので必ず空き家が出てくる。その空き家が、じゃ、次にどう続いていく、バトンタッチされていくのか。やはり、そこの市場をしっかりと活性化することで今ある空き家を有効に活用していくことが、また人を地方に呼んだりとか、そういった活性化につながっていくと思います。
 それは農地でも同じことが言えると思います。何となく、今農業に関心がある、やってみたいなと思うんだけれども、これ面白いデータがありまして、外から移住希望者に対してアンケートを取ると、農地がない、農業ができる場所がないという答えが来るんですけれども、地元に行くと農地はいっぱい余っていると。農業委員会も同じですよね。農地が余っていると言いながら、あっせんできる農地がないと、こういった答えが返ってくるんですね。
 そういった意味で、やっぱりそこのマッチングをどうしていくのか。そういったことによって、やっぱり家と農地と、地方の仕事は農業が全てじゃないですけれども、そういった住宅、農業政策に対してきちっとマッチングできる仕組みがあると、もう少し、そして地域の魅力に磨きを掛けることができるのかなということを感じました。
 地方、地域の三点目は、やはりこれ交通政策ですよね。
 中川参考人からは、地域交通は事業者の営利事業、採算最大化ではなく、公共サービスだと。公共サービスとは、収入ではなく地域全体にもたらす効果の全体を見るべきだと、こういったような御提言がありました。
 まさに、こういう在り方を是非この調査会で、とかく民間事業者の採算ベースで、採算が取れなければ撤退していくということになっていますけれども、そうじゃない。やっぱり、こういった交通がしっかりと、移動の手段、足がなければ、地方での利便性、そして生活の手段というのが著しく制約されてしまいますので、まさにこの交通政策をしっかりと再構築することが地方、地域の活性化、経済の再生にもつながっていくということ、このことも調査会として是非政府に強く提言をいただきたいなと思っています。
 これからいかに分散社会をつくっていくのか、消滅自治体と言われるところをなくしていくのか、この思いというのは皆さん共通しているんじゃないかと思うんですね。まさにこれからリスクが高まる中で、地方分散こそが本当にこれからの日本の持続可能性を高めていくという観点から、是非こういった政策をこの調査会での成果として発信をしていきたいなと思っています。
 もう時間なの。ごめんなさい、済みません、じゃ、簡単に、もうすぐまとめます。
 ジェンダーとか働き方に関しても、やっぱり政策で壁をつくっているところがありますので、年金、社会保険制度の見直しも必要ではないか、それから障害者政策、若者政策に関しても、やっぱりいろんな壁がある中で、どうインクルーシブな社会をつくっていくのか、ここについても、教育も含めてきちっと見直していく必要があるのかなということを感じました。
 何かちょっと地方、地域で終わっちゃったんですけれども、取りあえず以上で終わります。ありがとうございました。

発言情報

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発言者: 舟山康江

speaker_id: 29872

日付: 2024-05-15

院: 参議院

会議名: 国民生活・経済及び地方に関する調査会