石破茂の発言 (本会議)
⚠️ コピーしたテキストを転載する際は、転載元URL(kokkai-data.com)および原典URL(kokkai.ndl.go.jp)を必ず残してください。発言内容の改変・出典削除は禁止です。
詳細は利用規約をご確認ください。
○内閣総理大臣(石破茂君) 清水真人議員の御質問にお答えをいたします。
参議院での決算審議の意義についてのお尋ねを頂戴いたしました。
参議院において決算を御議論いただき、その内容を予算編成に適切に反映し、予算の効率的かつ適切な執行につなげていくことは、財政民主主義の観点から極めて重要であると考えております。これまでの参議院における決算審議に対する改革を踏まえ、政府といたしましては、決算の早期提出や審議内容の予算への反映などについて取り組んでまいりました。
参議院における警告決議に対しましては、その指摘事項の一つ一つについて次年度以降の予算に反映させるなど適切に対応した上で、政府として講じた措置を国会に御報告いたしております。
政府といたしましては、これらの国会議決を重く受け止めますとともに、今後とも、事務事業の是正改善を行い、予算執行や次年度以降の予算に適切に反映をさせてまいります。
経済政策のスタンスについてお尋ねを頂戴いたしました。
我が国経済は、長きにわたったデフレマインドを払拭し、成長型経済に移行できるかどうかの分岐点にございます。デフレを脱却し、新たな経済ステージに移行することを目指して、経済あっての財政との考え方に立ち、賃上げと投資が牽引する成長型経済を実現しつつ、財政状況の改善を進め、力強く発展する、危機に強靱な経済、財政をつくってまいります。
多重下請構造下にある中小企業・小規模事業者の実質賃金の引上げについてでございます。
中小企業・小規模事業者の実質賃金を引き上げていくためには、サプライチェーン全体で価格転嫁を進めていくことが極めて重要であります。更なる価格転嫁、取引適正化の促進に向け、価格交渉促進月間における発注企業の価格交渉、価格転嫁の状況の公表や、事業所管大臣名での指導、助言に加えて、下請法の改正につきましても具体化をいたしてまいります。
中小企業を始めとした事業者の皆様方が確かにもうかり、物価上昇に負けない賃上げをしていただけますよう、省力化・デジタル化投資の促進や経営基盤の強化、成長のための支援といった生産性を向上させるための支援策などを充実してまいります。
建設技術者についてのお尋ねを頂戴をいたしました。
建設工事では、適正な施工を確保するため、現場ごとに施工管理技士等の技術者を配置することとされ、一定の規模以上の工事では原則として専任での配置は必要でございます。
必要な建設需要に的確に対応し、技術者の確保を図ることは重要であり、これまで、施工管理技士の受検資格の緩和や実習への助成により受検者の増加を図りますとともに、情報通信機器の活用により複数の現場での技術者の兼任を可能とするなどの配置の合理化を行ってきたところでございます。
今後とも、講習の充実や建設業の魅力発信を行いながら、技術者の確保、育成を図ってまいります。
訪日外国人観光客の地方への分散についてのお尋ねでございました。
インバウンドは過去最高ペースで推移し、本年は史上最高の訪日客数三千五百万人、消費額八兆円を達成する勢いとなっております。一方、三大都市圏に七割超が集中しており、今後は、清水議員御指摘のように、地方の優れた観光資源の付加価値を高め、全国津々浦々にその恩恵を行き渡らせることが重要であると考えております。
そのため、地方のモデル観光地への重点的支援や、地域の歴史文化、自然、食、伝統産業などを生かした体験コンテンツの造成支援、宿泊、交通、体験などの一貫した予約決済サイトの構築や、データに基づく経営等の観光DX、公共ライドシェア、日本版ライドシェアなどの普及や、観光周遊等のストック効果が高い広域的な道路ネットワークの整備に重点的に取り組んでまいります。
残余の質問につきましては、関係大臣から答弁をさせていただきます。(拍手)
〔国務大臣加藤勝信君登壇、拍手〕