中谷元の発言 (安全保障委員会)
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○中谷国務大臣 令和五年四月二十七日の衆議院安全保障委員会における附帯決議に基づき、防衛生産基盤強化法の令和六年度までの施行状況及び今後の課題を御報告いたします。
まず、施行状況についてです。
令和五年十月一日に法律を施行し、同年十月十二日に基盤強化に関する基本的な方針を策定、公表しました。
次に、装備品安定製造等確保計画を、令和五年度に三十六件、約九十八億円、六年度に百二十一件、約二百三十四億円を認定しました。
また、指定装備移転支援法人として、令和六年二月十六日に公益財団法人防衛基盤整備協会を指定し、令和五年度及び六年度の予算で約八百億円の基金を設けました。
これに基づき、装備移転仕様等調整計画は、令和六年度に一件、約十五億円を認定しました。
なお、令和七年度に入り、当該基金を更に四百億円積み増すとともに、新たに二件、約十億円を認定していますが、そのうちの一件はオーストラリアの次期汎用フリゲートに関するものであり、この案件に関しましては、更に追加の認定を行うべく、現在複数の企業と具体的な調整を進めております。
さらに、装備品等秘密の制度について、事業者向けの事前説明会や負担軽減措置を講じた上で、令和六年四月一日に施行しました。
最後に、指定装備品製造施設等の取得及び管理の委託、いわゆるGOCOですが、令和六年度までには実績はございません。
続いて、今後の課題を申し上げます。
第一点目として、装備品安定製造等確保計画に関しては、事業者の要望は旺盛であり、事業者の声に広く耳を傾けつつ、同計画に基づく財政措置を講じてまいります。
二点目として、装備移転仕様等調整計画に関しては、計画の認定を着実に積み重ねるべく、相手国政府や企業と積極的な調整を進め、装備移転の案件形成を進めてまいります。
以上をもって国会への報告とさせていただきます。
続きまして、中国軍機による自衛隊機への特異な接近についてであります。
六月七日土曜日及び八日日曜日に、太平洋上の公海上空において、P3C哨戒機に対して、中国の空母「山東」搭載のJ15戦闘機が追従しました。この際、中国軍機は、水平距離約四十五メートルまでの接近や、針路前方約九百メートルを横切るといった特異な飛行を行いましたが、これは偶発的な衝突を誘発する可能性があることから、深刻な懸念を表明し、再発防止を厳重に申し入れたところであります。
防衛省・自衛隊としては、警戒監視活動等に万全を期してまいります。
以上です。