小山展弘の発言 (農林水産委員会)
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○小山(展)委員 おっしゃるところも大変共感するところも多うございますし、多分、私がいろいろお話しする限りですと、先がとても夢があるとか、どんどん所得が上がっていくまでいかなくても、ぼちぼちやっていければいいと。でも、なかなかそれが、これから、大臣おっしゃったとおり、基幹的農業従事者の方が減っていって、食料も今価格も上がって、食料生産していただいていることが大変すばらしい役割を果たしているんだという評価がやはり出てくるようになれば、また変わってくるかと思いますけれども、ただ、足下のところではなかなかそこまでいっていない。
ちょっと余談で、これは話すつもりもなかったんですけれども、去年、農水委員会のときに、去年は農水委員じゃなかったものですから、出張して質問させていただいたときに、江戸時代から続く農家さんが農地をどんどん借り受けて、まさに今おっしゃられたとおり、プライドを持って、また御本人、思いも持って、米の、その方も米農家ですけれども、やってきた。
ところが、そこを開発したいと、農振地域ですけれども、道路を通して。そうなると、農地所有者の方々が、あなた方が反対しているから、だから開発できないじゃないか、こういうような信じられないような話があって、ちょっとそこから先は言い難いところもあるんですけれども、非常に苦しんでおられるというようなところで、当時の静岡県知事の川勝知事が、これはいい話なんです、プライドを持って農業をやっている人の思いを傷つけたらいけない、開発も大事だけれども、だけれども、こういった農家の方々にもちゃんと理解をもらってきなさい、こういう指示を出して、県の職員さんにも説明に行って、道路は私たちはいつまでも反対するわけにもいかないと。
ただ、そういうことも起きておりまして、やはりこういった、大臣がおっしゃるようなところにいくことも大事ですし、やはりどうやって、農業、食料を生産していただいているということが大事な役割を果たしているかということを、やはり国民的な理解を深めていく。その意味では、国民皆農なんて私の先輩の農中総研の蔦谷栄一先輩は言っておりますけれども、そういった何らかの形で国民がみんな農業に関わっていくというようなことも、これは生産を上げていくということも含めて、大事なことかなとも思っております。
それと、今、金子委員の話の中でもありましたけれども、基幹的農業従事者が減少しても、スマート技術、あるいは今の大臣のお話にもあった大規模化ということで生産性を向上させられるんじゃないかということは農水省の職員さんからも伺っておりますけれども、ただ、このAIとかスマート農業、機械化を更に進めるというのは非常に設備投資もかかるわけですね。そうしますと、設備投資をしても、設備投資をしたものが回収をできない、だからなかなか導入をためらうんだ、こういうような声も聞かれます。
あるいはまた、家族経営の場合には規模拡大にも一定のところでやはり限界がありますし、それか法人になって、人手不足の今日、人件費も上がって、あるいは最低賃金も上がってきて、社会保険料も払わなきゃいけない、かつ、固定資産税などの税金を支払う資産効率も生まれなければなかなか規模拡大できない、そういう認識の農家さんもいらっしゃいます。
今後、人口減少で必要な食料生産量が減少するということを織り込んでも、なかなか、スマート化、あるいは機械化、DX化、あるいは規模拡大で十分に国民の食料需要を満たすことについては、やはり基幹的農業従事者が減っていくと懸念があるんじゃないか、そう思うわけですけれども、政府の認識はいかがでしょうか。