江藤拓の発言 (農林水産委員会)
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○江藤国務大臣 やはり、お米はしっかり作っていくことが大事だと、まず思っています。そして、必要な水田の面積を確保するということは食料の安全保障上も極めて重要だと思っております。
しかしながら、今はトレンドが止まっておりますけれども、高齢化はどんどん進んでいきます。生まれる子供の数も減っています。そういう中で、近いうちに十万トンずつ減っていくトレンドは変わらないんだろうと思います。
しかし、それだけを見ていると、水稲の作付面積は少なくていいのではないかという議論に収束してしまいます。そうではなくて、安全保障上も、水稲作付面積を守るということであれば、マーケットを見つけていかなきゃいけない。そのために、やはり輸出に積極的に取り組んでいくということは、危機的な状況に陥ったときのバッファーとして、国内の消費者の方々にも安心を与えることになりますので、輸出に取り組むことは国民の主食に対する安心感にもつながっていくものだというふうに考えておりますから、頑張ってまいりたいと思っておりますが、そのためには、やはりコストを下げていかなければなりません。
世界中で五千万トンの主食用米の流通がございますが、いわゆる短粒米は一千万トンしかありません。その中でマーケットを取っていくのは、そんな簡単なことではありません。ということであれば、八千円とか九千円とか、そこまでコストを下げるためには、基盤整備であるとか大規模化、大区画化、それからITであるとか、そういったことを積極的にやる必要があると思っております。
それから、万一、底をついた場合、先ほども申し上げましたけれども、まず、ないというふうに思いますが、しかし、政治は最悪の事態を想定しないというのは、やはり駄目だと思います。ですから、私も、省内では、もしこれが尽きるようなことになったら、どういう手だてが打てるのかということは、当然省内では、議論ですけれども、いたしております。
ただ、余りこのことにフォーカスしてしまいますと、国民がまた不安になりますので。過去、東日本大震災のときに備蓄米を出しました。そのときには四万トンです。そして、熊本地震のときにも出しました。そのときは九十トンです。ですから、これだけの災害が起こっても、これだけの量しか過去に出した実績はないということでありますので、本当に、今委員がおっしゃったような大不作、作況が九〇まで落ちるようなことが起これば大変なことになりますが、あらゆる事態が起こっても国民に米が届けられるように、あらゆるシミュレーションをして、準備をしておきたいと考えております。