佐久間亜紀の発言 (文部科学委員会)

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○佐久間参考人 大事な御質問ありがとうございます。
 教員の中核的な仕事、つまり、授業や子供に関わる仕事が今増えているということ、この現状を、私の先ほどの陳述でも二つの段階に整理して述べさせていただきました。
 まず、現状では、いるはずの先生がいないという実態があります。ここに手を打っていただかなければ、学習指導要領の時間をこなすという以前に、そもそも一人だけの仕事では済まなくて、いない分の先生の仕事をかぶらなければいけない。
 私どもの調査では、ある県の欠員分の人数を学校の数で、小中の数で割ると、一校平均約四人の先生がいないという計算になっています。ですので、その分の仕事を皆さんが自己犠牲的にかぶることで今必死に支えているという現状があります。このことを改善することなしに長時間労働改善というのはなかなか難しいというのが一段階目です。
 その上で、教員がちゃんとそろった後の話ですけれども、そうしましたとしても、今まで、この衆議院の委員会でもずっと議論していただいているところなんですけれども、教員持ち時間というのが多過ぎるということがあります。一時間の授業をするのに一体どれだけの時間が必要かということです。今の文科省の解釈では、例えば四十五分の授業をする場合には、四十五分の事前準備が必要だということになっています。
 さらに、当時なかった探求的な授業というのが今求められています。総合的な学習の時間であるとか、高校ですと探究の時間。
 つまり、先生が、トーク・アンド・チョークといって、黒板の前でしゃべり続けて生徒に説明するような授業でしたら、そんなに準備が、四十五分で、いや、五十分で済むかもしれないんですけれども、さあ、課題を出して、子供たちに議論させて、その子供たちの探求を、一人一人寄り添っていくというような、そういう授業を準備しようとすると、五十分の授業に五十分では到底準備時間が足りないということになります。
 ですので、例えば、学習指導要領の時間を一方で減らす、そして、それは子供の勉強時間を減らすということになるんですけれども、同時に、先生の授業時間に対する準備時間も考慮に入れた負担こま数というのを考えていただきたい。例えば、総合的な時間でしたら、一こまの授業をするのに二時間分の、二こま分の準備時間が必要だとか、そういう組合せで、教員の負担が一定になるように縮減していただきたいというふうに思っています。
 もう一つ申し上げたかったのは、先生が担うべきではない仕事というのをもし決めていただいたとして、学校の先生方が断れるようになるというのは、教員の労働の観点からすればいいことかもしれません。しかし、一方で、断られた子供や困っている保護者は一体どうなるのかという問題がございます。
 ですので、教員が担わなくていい、あるいは担うべきではない仕事というのを決める際には、是非、それを担う別の人材が確実に学校に配当されて、そして、子供や保護者の皆さんがこれ以上困ることのないようにお考えをいただきたい、そのための予算措置も講じていただきたいというふうに考えます。
 以上です。ありがとうございます。

発言情報

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発言者: 佐久間亜紀

speaker_id: 31781

日付: 2025-04-18

院: 衆議院

会議名: 文部科学委員会