石破茂の発言 (予算委員会)
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○石破内閣総理大臣 私は、委員と全く同じ意見でございます。それは、公費の割合を増やせば増やすほど、公費丸抱えの政党というものは、政党活動に権力の介入というものを許す余地が出るということだと思っております。政党は、あくまで権力の介入から自由でなければなりません。それは、公費に対する全面的な依存、あるいはその強化というのは、私は極力避けるべきだと思っております。
企業・団体献金を禁止するということになると、お金持ちしかなれないのかということが起こります。決していいことでもございません。そしてまた、いわゆる世襲という、私は、父親が、衆議院議員ではございませんでしたが、国会議員でございました。選挙に出るときに、今は亡き田中角栄先生から、おまえみたいな若いやつが何で出られると思うか、それは、おまえの名前は誰も知らなくても、お父さんの名前は誰でも知っている、名前の売り賃がただなのだ、そう言われて悔しければ、一日三百軒、四百軒、とにかく歩けということを言われました。私は、そのことを一生忘れることはございません。
やはり名前の売り賃というんですかね、それがかからないので世襲が増えるということは、すなわちよいことだと私は思っていない。そして、公費丸抱えというのは決していいことだと思っていない。だとするならば、一定の節度を持ちながら企業・団体献金というものを、誰から幾らもらったの、どの社から幾らもらったのということがきちんと明らかになることによって、主権者たる国民の判断に委ねるというのが政治資金規正法一条、二条の趣旨であって、私どもは、政治資金規正法の趣旨にのっとって、きちんとした公開の下に最終的な判断は有権者に委ねる、そういう有権者に対する恐れを持ちながら政治活動をやるべきだというふうに考えております。
したがって、禁止より公開というのは、いかにして民主主義というものを担保するか、誰の負担において担保するかという実は根源的な問題なのであって、単に禁止をすればいいというものだと私は思っておりません。したがって、いかにして公開するかということについて、更に透明度を上げる努力を自由民主党としてはしておるというふうに理解をいたしておるところでございます。