2025-05-22
衆議院
重川希志依
東日本大震災復興・防災・災害対策に関する特別委員会
重川希志依の発言 (東日本大震災復興・防災・災害対策に関する特別委員会)
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○重川参考人 基本的には、私は、社会で考えられているよりも自助で頑張っている人というのは多いと思っています。例えば、被災地なんかに行きましても、何も言わず、みんな一生懸命黙々と努力している。ただし、そういう人の声は表に出てきません。サイレントマジョリティーとよく言われるんですけれども、そうじゃない人の声、あるいは、そうじゃない人をあたかも代弁するかのような外からの声というのが一般的には大きく聞こえてきます。まだまだ、やはり日本人というのは黙って一生懸命頑張る、そういう人がいっぱいいると思っています。
あと、共助についてなんですが、共助は時期によってどういう共助が大切か違ってきます。直後は、やはりその場にいる人と助け合わない限り、待っていても、自衛隊、消防、警察が数時間後に来るはずがないです。そうなってくると、隣の人と、顔を知っている、名前を知っている、挨拶をする、その関係性さえできていれば必ずやはり声をかけ合えるんですね。だから、自分が生き残るために、まず隣の人に気持ちよく挨拶する、エレベーターに乗ったら挨拶する、そこからでいいと思っています。
避難所とか仮設住宅へ行くと、今度は、見ず知らずの人が、暮らしも違う、考え方も違う、全然違う人たちがいきなり顔を突き合わせて暮らすようになります。ここで問われるのは、やはり防災云々ではなくその人の持つ社会性なんですね、市民性というか社会性。そういった市民性、民度の高い教育をするというのは防災ではなく学校教育、そういったところでやはり非常に重要。それがなければ、どんなに練習したとしても避難所なんというのはうまく運営できません。
そして、復興になってくると、さっき申し上げたように、地域コミュニティーが助けてくれるわけではありません。ここは非常にパーソナルな問題になってきます。そういうものを考えると、そこに必要な共助、やはり親戚と年賀状のやり取りとかは大事だと思います。学縁も大事、職場縁も大事です。そういうふうに、どういう共助が重要かということを認識してふだんの生活の中で培っておくというのは、まさにそれが自分自身が生き残るための自助努力だと思っています。