福山哲郎の発言 (外交防衛委員会)

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○福山哲郎君 今御報告いただいたとおり、かなり厳しい状況です。具体的に言うと、例えばパレスチナの赤新月社の救急隊員が十五人殺害をされたりとか、病院が攻撃されたりとか、学校も、UNRWAの学校の活動停止をイスラエルが求めているとかということも入ってきていまして、非常にこれはもう看過できない状況だというふうに思います。それで、それでもUNRWAは今活動を継続していまして、御案内のように、何度もこの委員会でも言っていますが、UNRWAの保健局長、ガザの保健局長は日本人ですので、本当に御苦労いただいています。
 それで、お手元にお配りをした表を見ていただけると、UNRWAへの拠出金なんですけど、やっぱり日本は、僕ずっとこのことは、これもこの委員会で言っているんですけど、当初予算は非常に少なくやって後の補正で乗せるという国際協力についてのやり方をやっています。何度も私は、当初予算にちゃんと乗せなきゃ、補正で乗せるというのは、やっぱり補正予算の意味とは違うので、これは僕が外務副大臣やらせていただいたときから何とか調整したいと言っていたんですけど、全然変わりません。
 それはまあ財務省が固いのはよくよく分かります。最初の当初予算の見かけを抑えたいと、シーリングも掛けているというのもよく、分からなくはないんですが、ただ、今もこれ見ていただきますと、当初予算たった四千七百万なんですね。補正でこれ見ていただくと、昨年度は三十八億、その次が四十九億と積んでいるんですけど、やっぱり四千七百万は、このガザの人道状況からいうと、余りにも少ない。
 加えて言うと、アメリカがUSAIDを全部切っていることも含めて、世界中でいろんな問題が起こっています。人道支援、そして人間の安全保障をうたう日本の外交として、これ、政府内で関税に対して補正を組むんだという話がもう今出ています。これは、もちろん関税も大変な問題だと思いますが、人道支援の問題も、後で申し上げるグローバルファンドも含めて大変な課題になっています。
 これ、政府・与党にお願いしたいんですが、補正を組むときに、まさに関税、トランプ関税補正ですが、実は、トランプ補正だとすれば、この人道支援に対して日本は一歩踏み込むんだと、アメリカはUSAIDも含めて非常に人道支援から引き揚げている状況の中で、日本はそこは変えないと。自由貿易を日本は世界で維持するんだという姿勢は私すごく大事だと思いますし、一方で、人間の安全保障をうたってきた日本がこのことについても、トランプさん、トランプ大統領のいろんなひずみが起こっている中で、人道支援についても日本はこの補正の中でいち早く取り組むんだと、前へ出るんだというメッセージを、私、国際社会に出してほしいと思っているんです。これ、いつもの秋とか来年に補正を組むみたいなところに待っていられる状況ではないです。ですから、これから補正の議論が政府・与党内で始まると思います。是非、この国際協力、人道支援の分野に向けて、補正を組む場合には、一つ検討条項の中に入れていただきたい。
 私は、もちろん物価高ですから、日本の国民の生活を守るための補正も必要だと思っています。中小企業や、関税にもしかすると苦しむことになる企業に対する補正も必要だと思っていますが、国際社会に目を転じれば、USAIDが全部引き揚げる中で、そこに対して日本は、補正を組む中にそのメッセージを入れるんだということを世界に僕は出していただきたい。そして、そのことを国民にも理解をいただきたい。もちろん、だから、生活厳しい、日本国民の物価高に苦しんでいることもある、他国に援助をしている場合かという声ももちろんあるけれども、そこは日本のこれまでの外交の理念と外交でやってきた実績も含めてやり切るんだと、アメリカが手を引いている分、日本は前に出るんだということを、是非これは政府・与党に御検討いただきたいというふうに思いますので、大臣、どうか前向きな御答弁をお願いしたいと思います。

発言情報

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発言者: 福山哲郎

speaker_id: 23476

日付: 2025-04-10

院: 参議院

会議名: 外交防衛委員会